カテゴリ:山のあれこれ( 248 )   

山よ   

2019年 04月 09日

雪のない山でかまわない。
岩のない峰であってもかまわない。
切り株に腰をおろし、尾根を越えてくる風に吹かれ、冬を耐えた小さな花があればよい。
遠ざかっていた五感は山に抱かれてゆく。
岳よ、嶺よ、再び迎えておくれ。

by nakatuminesan | 2019-04-09 21:16 | 山のあれこれ | Comments(7)

沈殿(ちんでん)   

2019年 02月 08日

悪天候などのためにテントや小屋などで長く動かずにいることです。
あまり使わなくなった山用語の一つかもしれません。

悪天候で
山小屋に連泊した経験は少ないのですが、財布さえあれば無理してカッパ姿で次の小屋を目指すことはありません。
最近では生ビールもある山小屋は珍しくありませんからね。
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沈殿で思い出すのは2008年秋のマナスルで、降り続く雪にBCでは暗いテント生活でした。
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by nakatuminesan | 2019-02-08 17:33 | 山のあれこれ | Comments(1)

ジッヘル   

2019年 01月 17日

先日のドッペルに続いて聞きなれない山の用語ですが、滑落や墜落などに備えてザイルで確保する技術です。
昔はよくジッヘルという言葉を使ったものですが、今はビレイというのが普通になっているようです。

井上靖の山岳小説『氷壁』に「
魚津ジッヘル(確保)するために・・・」とあります。
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山岳部時代は滑落停止の練習をジッヘル訓練といっていました。
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滑落した我が身を止めて安全を確保するとう意味だったのでしょうか。

あの厳しかった富士山合宿を思い出します。
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アイスバーン状態の斜面を10mぐらい背中で滑り、先輩が大声で「ジッヘル」と叫ぶと反転し、ピッケルのピックで我が身を止める技術です。
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1年生(18歳)のときはしごかれていました。
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3年生(20歳)のときは偉そうにつっ立ていました。
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by nakatuminesan | 2019-01-17 15:48 | 山のあれこれ | Comments(0)

ドッペル   

2018年 12月 27日

聞きなれない山の用語ですが、岩登りなどで二本のザイルを使用することです。
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もともとザイル(seil)はドイツ語で、登山用のロープのことを言います。
英語ではクライミング・ロープ(climbing rope)と言っています。
一本で使うとシングルロープ、二本で使えばダブルロープと表現します。

ザイルは簡単に切れることはないのですが、岩登りなどで鋭い岩角に触れたり衝撃を受けると切断の可能性があります。

ナイロンザイルは絶対に切れないと言われていた時代がありました。
井上靖の長編小説『氷壁』はあまりにも有名です。

岩登りは数年間しか経験がありませんが、常にザイルは
ドッペルではなくシングルで使用していました。
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確か直径は11ミリだったと思います。
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トップの墜落を何度か止めたことはありますが、ナイロンザイルは衝撃吸収性があるため切れたことはありません。

今になって思い出してみると岩登りは危険な遊びです。
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ガラクタ部屋には8ミリから11ミリまでのザイルが何本かありますが、もう使うこともなく眠ったままになっています。
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by nakatuminesan | 2018-12-27 18:27 | 山のあれこれ | Comments(0)

年々遅くなる初滑り   

2018年 12月 19日

年に何度か山スキーごっこをしていますが、今年の12月は暖かくて雪に恵まれません。

昨年は1210日に風呂塔で50センチの積雪がありました。
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6年前の1211日は40センチの積雪があり、なんとかスキー滑降らしきができました。
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12月で最も積雪が多かったのが3年前になる19日でした。

なんと桟敷峠では80センチ、山頂では130センチもありましたからね。
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下手くそなりに快適な滑りを楽しむことができました。
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年内に初滑りと思っていますけれど、雪待ちの日が続く年末になりそうです。








by nakatuminesan | 2018-12-19 18:19 | 山のあれこれ | Comments(0)

根雪になるか   

2018年 10月 28日

山岳部現役のころは根雪のくる時期が気になるものでした。
冬山合宿を前にした荷揚げだけでなく、単独行にしても偵察を兼ねた荷揚げ山行がありましたから。
約半世紀前と比べると根雪のくるのが遅くなったように感じています。

今日の立山と槍ヶ岳のライブカメラです。
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30日と31日は弱いながら冬型気圧配置になりそうです。
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北アルプス北部では標高1500mあたりでミゾレになりそうで、標高2000m以上では確実に雪になりそうです。
白さを増した山の姿に期待してしまいます。
今では厳しい冬山に向かえなくなってしまいました。
それだからこそ若かったころの胸の高まりを思い出してしまいます。





by nakatuminesan | 2018-10-28 17:52 | 山のあれこれ | Comments(0)

ケルン   

2018年 09月 29日

ドイツのケルン大聖堂ではありません。
登山道や山頂に円錐形に積み上げられた石のこと。

元々は迷いやすい尾根や分岐に積み上げられたものであり、ガスの中に浮かぶケルンを見つけて安心したりしたことがある。
最近では登頂記念に石を置いてくる人も多いらしい。

ケルンといえば
八方尾根が有名で、第1、石神井、第2、八方、第3、丸山と六つのケルンがある。
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白馬三山や不帰ノ瞼のⅠⅡⅢ峰を眺めながらの登行は楽しいに尽きるといってもよい。 
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南アルプスの大聖寺平にも大きなケルンがあり、目前に広がる荒川三山が招いているようである。
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by nakatuminesan | 2018-09-29 17:00 | 山のあれこれ | Comments(0)

デブリ   

2018年 09月 13日

雪山で恐いものの一つに雪崩があります。
雪崩は一般的に傾斜が30度以上になると発生しやすくなり、35度から45度ぐらいが最も危険だとされています。

雪崩に巻き込まれたら泳いで雪面から顔だけは出せなどと言われてきました。
大きな雪崩に遭遇したことはありませんが、ザックを背負って雪山ウェアでは海水浴の真似事など、そんな動作は考えるまでもなく不可能だと思っています。

その雪崩による堆積した雪がデブリです。
デブリの末端部はまるで岩のような硬い雪の塊になっていて、力まかせに振り下ろしたピッケルが少し刺さるだけ。

前穂高岳~奥穂高岳~涸沢岳~北穂高岳に囲まれた春の涸沢カールです。
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最も手っ取り早くデブリを見るなら春の涸沢カールでしょうか。

テント村ができるのは雪崩が届かない涸沢ヒュッテの近くです。
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デブリを避けてザイテングラートから白出のコルを目指す登山者。
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デブリの画像だけではつまらないので、山頂から嶮しい北尾根が延びる前穂高岳です。
涸沢小屋から
右から
峰の山頂、峰、峰、Ⅳ峰、Ⅴ峰)
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奥穂高岳から
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涸沢岳から(峰、峰、峰、Ⅳ峰、Ⅴ峰、Ⅵ峰)
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雪の前穂高岳北尾根を攀じてから50年近くが過ぎてしまいました。







by nakatuminesan | 2018-09-13 18:24 | 山のあれこれ | Comments(0)

動物の名前がつく山(続きの続き)   

2018年 09月 06日

国土地理院によると干支「蛇」「巳」の付く山は25座あるらしいです。
その一つに新蛇抜山(しんじゃぬけやま)2667m(長野県・静岡県)があります。
南アルプスの間ノ岳と塩見岳の縦走路の中間に位置し、山岳標高は第100位であるが知らない人も多いかもしれません。
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三国平付近から見る新蛇抜山(画像中央)と後方は塩見岳(右)と悪沢岳(左奥)
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塩見岳から見る新蛇抜山(画像中央)と後方は白峰三山
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烏帽子岳は全国に50座以上あるそうです。
最も知られているのは北アルプス中央部の烏帽子岳2628
(長野県・富山県)ではないでしょうか。
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日本三大急登の一つに数えられるブナ立尾根を登りきると山頂はすぐそこに。
烏帽子岳(左)と南沢岳
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烏帽子岳の左後方は剱岳と立山 
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by nakatuminesan | 2018-09-06 18:19 | 山のあれこれ | Comments(0)

世界遺産氷河 猛暑で縮小   

2018年 08月 31日

アルプス山脈最大の世界遺産アレッチ氷河の話題です。

欧州を襲った記録的な猛暑のため、過去最大ペースで氷河の後退が進んでいるそうです。

今日の読売新聞から。
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昔から氷河の後退はヒマラヤでも起きていて、融けた水による氷河湖の増水や土砂崩れだけでなく、氷河湖が崩壊すると下流の村が全壊する恐れがあるそうです。
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今年は日本でも猛暑の夏になりましたが、地球の温暖化は世界規模で各地に現れています。






by nakatuminesan | 2018-08-31 18:18 | 山のあれこれ | Comments(0)