2018年 02月 11日 ( 1 )   

2018.2.8~10 天狗岳2646m~中山2496m   

2018年 02月 11日

快晴の北八ヶ岳を楽しんできました。
天狗岳からの展望は抜群で、真っ白になった北アルプスが屏風のようでした。

c0219866_10533648.jpg

c0219866_10535623.jpg

2月8日(木)天候:晴れ時々曇り

渋ノ湯1355・・・16:10黒百合ヒュッテ(泊)


諏訪湖SAからは氷結した諏訪湖が眺められ、5季ぶりに御神渡りが出現したそうだ。

c0219866_21565385.jpg

明日登る天狗岳が三角の姿を見せていて、その右には昨年と一昨年に登った硫黄岳~横岳~赤岳~阿弥陀岳。
c0219866_10583464.jpg

渋ノ湯で出発準備中。

c0219866_10591127.jpg

ここで明後日ハプニングが起きるとは今は分からない。

今日は黒百合ヒュッテに泊まることになっていて、明後日は高見石小屋から下りてくる計画だ。

c0219866_11012507.jpg

ヒュッテまでの道はトレースばっちり。

c0219866_11022258.jpg
c0219866_11024867.jpg
展望のない単調な登りが続くが2時間あまりで通年営業の黒百合ヒュッテに到着する。
c0219866_11032587.jpg
気温はマイナス9度と平年並みで積雪は150センチぐらい。
c0219866_11040352.jpg
c0219866_11042239.jpg
c0219866_11043478.jpg
黒百合ヒュッテに泊まるのは2005年の1月以来で2度目。

まずはストーブを囲んで入山祝い。
c0219866_11052359.jpg
バレンタインチョコを貰って嬉しそう
c0219866_11055487.jpg
夕食はハンバーグ。
c0219866_11063379.jpg

宿泊客は平日とあってか10名余りとガラガラ状態だが、土曜日は満員になることが多いそうである。
日没後にはマイナス18度まで下がったが、移動性高気圧に覆われる明日は風も弱く暖かい天気になると信じている。


2月9日(金)天候:快晴

黒百合ヒュッテ700・・・710中山峠・・・820

東天狗岳825・・・845西天狗岳855・・・905鞍部2590915・・・930トラバース終了・・・1005

黒百合ヒュッテ11:15・・・1125中山峠・・・1130見晴らし台・・・1140にゅう分岐・・・1200中山2496m・・・1205中山展望台・・・1305高見石小屋(泊)
朝の気温は昨夜と変わらぬマイナス18度で、山肌はモルゲンロートに焼けている。

c0219866_11113051.jpg
外に出てする作業はアイゼンをつけること。
c0219866_11164158.jpg
ワンタッチだから20秒で終わっている。
c0219866_11183670.jpg
中山峠からは東天狗岳が見えていて、ひと登りすれば西天狗岳も姿を現した。
c0219866_11191221.jpg
c0219866_11192817.jpg
天狗岳は東西に山頂を持つ双耳峰である。

時折10mを超える西風が吹きつけるけれど、真っ白になった北アルプスがお出迎え。

c0219866_11201334.jpg
東の急峻な斜面はキノコ雪のようになっている。
c0219866_11221494.jpg
アイゼンはキュッキュッと音を立て登行は快適そのものだ。
c0219866_11291465.jpg
c0219866_11294326.jpg
前方に岩峰が見えているが山頂はあの向こうにある。
c0219866_11302690.jpg
西天狗岳からの帰りはトラバースをするつもりなので、ただ眺めているのじゃなく今から歩きやすいルートを確認中。 
c0219866_11310349.jpg
それにしても今日は北アルプスの眺めは文句なし。
c0219866_11314542.jpg
ルートは岩場に変わってくる。
c0219866_11321824.jpg
山頂が見えていて10分後には登頂できそうだ。
c0219866_11325355.jpg
岩場とはいっても簡単なのでピッケルは出番なし。
c0219866_11333063.jpg
c0219866_11334442.jpg
あと3分ぐらいで着きそうな距離になってきた。
c0219866_11342962.jpg
13年ぶりの東天狗岳2640mに登頂し、当たり前だが西天狗岳2645.80mは西にある。
c0219866_11361156.jpg
c0219866_11363029.jpg
左の平たい硫黄岳から赤岳(中央)~中岳~阿弥陀岳。
c0219866_11371010.jpg
吹雪の中を強行突破した49年前の縦走を思い出している。


 南アルプスの眺めは左から鳳凰三山、北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳。
c0219866_11374933.jpg
屏風のように連なる北アルプスは素晴らしく、北の白馬岳から乗鞍岳までが白さを誇っている。
c0219866_11382368.jpg
c0219866_11383888.jpg
さーてと写真を撮ったら西天狗岳へ向かいます。
c0219866_11393698.jpg
c0219866_11395033.jpg
気持ちのいい雪の尾根が続いている。
c0219866_11404081.jpg
c0219866_11405768.jpg
山頂直下だけ急な登りになっているけれど、5分ほどで広々とした山頂の西天狗岳だ。
c0219866_11414558.jpg
c0219866_11420875.jpg
東天狗岳から見えなかった横岳が硫黄岳の後ろに山頂を見せている。
c0219866_11424861.jpg
バックは2年続けて登頂した南八ヶ岳の峰々だ。
c0219866_11441211.jpg
御嶽山と乗鞍岳
c0219866_11450104.jpg
引き返した鞍部でストックをザックにつけ手にするのはピッケルだ。
c0219866_11463092.jpg
c0219866_11455863.jpg
ウッドシャフトが登場する。
c0219866_11472289.jpg
風も弱く澄んだ青空が広がる天気になってきた。
c0219866_11482419.jpg
東天狗岳に登り返してもいいけどピッケルを使いたい。
c0219866_11491207.jpg
トレースは上の岩場に向かっているが、雪を選んだほうが簡単だし安心だ。
c0219866_11501124.jpg
登りに通った登山道に合流する。
c0219866_11511454.jpg
c0219866_11514569.jpg
安心していると突風の声が飛んできたりするけれど、皆さん慣れたもので耐風姿勢は完璧といってもよさそうですね。
c0219866_11532577.jpg
突風を期待しているのかな!?
c0219866_11541396.jpg
c0219866_11544374.jpg
スタートしま~す。
c0219866_11560169.jpg
c0219866_11563291.jpg
c0219866_11571001.jpg
c0219866_11574023.jpg
c0219866_11582439.jpg
c0219866_11585549.jpg
c0219866_11594999.jpg
天狗岳を振り返る。
c0219866_12003712.jpg
ヒュッテで昼ごはん(700円)
c0219866_12012491.jpg
気温はマイナス10度ぐらいだが、日差しがあるので素手でも寒さは感じない。
c0219866_12020948.jpg
高見石までは超スローペースで向かいます。
c0219866_12030726.jpg
c0219866_12033925.jpg
見晴らし台からの天狗岳。
c0219866_12042799.jpg
おにぎりみたいな岩がある。
c0219866_12051425.jpg
にゅうへの道を右に見送って、前方には中山の山頂付近が見えるようになってくる。
c0219866_12060486.jpg
c0219866_12065507.jpg
いったいどうなっているんだこの青空は!
c0219866_12081294.jpg
だれかが八ヶ岳ブルーと叫んでいる。

ここで天狗岳の眺めは最後になりますよ。
c0219866_13131532.jpg
c0219866_13133491.jpg
中山2496
c0219866_13141447.jpg
中山展望台
c0219866_13144863.jpg
五竜岳から穂高岳まで眺めはバッチリだ。
c0219866_13153716.jpg
蓼科山と北横岳
c0219866_13161029.jpg
樹林の中の緩い道を下ってゆく。
c0219866_13164160.jpg
c0219866_13165689.jpg
高見石小屋ではマイナス5度になっている。
c0219866_13172833.jpg
c0219866_13174261.jpg
c0219866_13180529.jpg
すぐ裏の高見石に上がってみると凍った白駒池が見えている。
c0219866_13183939.jpg
小屋の遠く向こうは中央アルプスである。
c0219866_13190942.jpg
浅間山方面
c0219866_13193625.jpg
陽気な昔乙女たち(^^)
c0219866_13200761.jpg
c0219866_13202294.jpg
二階の寝床は羽毛布団が使われている。
c0219866_13210001.jpg
明日は満員状態になりそうな予約が入っているそうだが、今夜はカモシカ隊のほかに4名だけとガラガラ。

2時前に乾杯するとは雪山贅沢隊。
c0219866_13222752.jpg
小屋番は中年域手前のお兄さんと若者の二人である。
若者に赤ワインを注文する。
「こぼさないでください」

さあ乾杯しましょう。
c0219866_16221831.jpg
大人だからこぼすことはないと思うんだけど、誰とはいわないが不注意にもこぼしてしまう。
「わー こぼした!」
その声を聞きつけた若者が布巾を持って二階に上がってくる。
「毛布にこぼしていませんか?」
「こぼれたのはコタツの上だけです」

仕切りなおしの乾杯じゃ。
c0219866_16232075.jpg
次は白ワインをもらいに下へゆく。
酔っ払っていると思ったのか
「こぼさないでしょうね、晩御飯は食べられますか?」
「ハイ、しっかり食べます」

白も美味しくてお喋りも弾むこととなり、あっという間に夕食の5時半になっている。
c0219866_16242705.jpg
シチューに魚フライ&イカリング。
c0219866_16250845.jpg
なかなか美味しいので雪の山小屋とは思えない。
c0219866_16255772.jpg

皆さんシチューはおかわりしました。


ただ注文するとしたら照明が暗いことで、ランプと星空の山小屋が売りにしては???かな。
c0219866_16264370.jpg

照明がもっと明るければ食事がもっと美味しいと感じるはず。
しかし黒百合ヒュッテとともに60年の歴史を持つ高見石小屋である。
この古い木の感触と薄暗さがお気に入りの人もいるそうだ。


9日の天気図。
c0219866_16541214.jpg
移動性高気圧に覆われて、快晴で風も弱いのは当たり前。

210日(土)天候:晴れ
高見石小屋730・・・745賽の河原・・・845 渋ノ湯

洋風の朝食は文句なし。
c0219866_16291581.jpg
皆さんお土産を買っている。
c0219866_16294536.jpg
今日の天気は下り坂なのでマイナス8度と暖かい。
c0219866_16301948.jpg
7時を過ぎると日が当たりはじめ、もう来ることはないかもしれない小屋をあとにする。
c0219866_16305177.jpg
c0219866_16310624.jpg
15分ほどで樹林を抜けると賽の河原に出る。
c0219866_16314216.jpg
c0219866_16315532.jpg
c0219866_16321010.jpg
c0219866_16335728.jpg
再び樹林を下って無事下山する。
c0219866_16343211.jpg
c0219866_17065429.jpg

49年前に入った渋ノ湯の露天風呂や、泊まった無人小屋を探すも分からない。
c0219866_16350467.jpg
半世紀も昔のことでは無理もないだろう。
詳細は20101222日の記事“若さゆえの山”を参考に。

カモシカ号が待っていてくれる。
c0219866_16362830.jpg
ところがセルは回るのにエンジンがかからない。
他の登山者にブースターケーブルで繋いでもダメ
> <

何度も寒冷地に車を停めたことはあるが、こんな経験は初めてで仕方なくJAFを呼ぶことに。
c0219866_16371272.jpg
どうも燃料が凍結しているらしく、2日前には諏訪インターを出て55L給油したにもかかわらず。
凍った燃料フィルターに湯をかけるためコンロも登場する。
c0219866_16410693.jpg
湯をかけてもかからないのでは仕方なく、温度が高い下界まで牽引してもらうことになる。
c0219866_16420544.jpg
c0219866_16421991.jpg
スピードを出すため途中で補助輪をつける。
c0219866_16425949.jpg
標高を下げたコンビニで再びケーブルで繋いでみる。
c0219866_16433849.jpg

4回か5回目でエンジンがかかりました。
JAFのMさんには大変お世話になりました。
女性たちがバレンタインチョコをプレゼントしたみたいです。

原因は燃料がフィルターやパイプ内で凍結していたことです。
渋ノ湯の標高は1850mぐらいです。
これまで何度も標高1700mの赤岳山荘に車を置いたことがありますが、現地で給油した軽油が凍結したことはありません。
赤岳山荘は日が当たる時間帯が長くあるためで、
渋ノ湯の駐車場は終日日陰だからだと思います。

このハプニングで3時間近くかかってしまいました。
しかし夜の7時前には無事に鳴門ICまで帰ることができました。
参加していただいた皆さま大変お疲れさまでした。




by nakatuminesan | 2018-02-11 11:12 | 山行報告(雪山) | Comments(4)