2015.2.28 烏帽子山1670m(北尾根~北東尾根周回)
2015年 03月 01日
前回は北尾根の途中から東に派生する支稜に取り付いたが、今日は末端から北尾根を登る計画だ。
雪は硬く締まっているのは確実で、初めからアイゼンを装着して出発しよう。
この小さな谷が取り付きだ。
まさかこの時期に沢登りをするわけはなく、すぐに右岸の斜面を登って尾根に乗る。
雪は硬く締まっているのでアイゼンが効くから快適だ。
尾根には藪くさい箇所もあったりして、楽に登るには植林帯に入るほうがよさそうだ。
急斜面を登りきると緩やかな尾根になり、三角点1254.9mに着くが雪に埋まっている。
直線距離で2.2キロとなる烏帽子山の山頂部は霧氷に覆われている。
シャクナゲの群生があるが花芽は見られない。
雪が消えた所や岩の下りがあるけれど、すぐに雪は現れるだろうからアイゼンは着けている。
ちょっとした急登を終えると作業道に出る。
山頂までは直線距離で1.7キロになり、19日に登った支稜が目の前に見えている。
100mも進まないうちに作業道は二つに分かれていて、もちろん上の道に入るに決まっている。
柵が現れるが左を通れるので問題はない。
1357mピークの下を通過すると19日に登った斜面が下に広がっている。
この大きなミカンを4人で分け合って陽だまり小休止。
作業道を離れて植林を抜けると北尾根1360m地点に乗る。
前回はスノーシューで苦労した標高1400m付近だが、雪が消えているしアイゼンだから楽に通過する。
標高1450mから始まる急斜面を勝手に“あづり坂”と名づけていて、なんのことはないアイゼンを効かせて快適だ。
標高1550m付近からダケカンバが多くなり、雰囲気がいいので写真を撮りながら進もう。
標高1600m付近も急な斜面になっているが、硬雪にアイゼンが効くので登行は快適だ。
やがて楽しみにしていた霧氷が現れはじめ、左を見ると北東尾根にも付いている。
見覚えのあるモミが目の前になると北東尾根と合流する。
登ってきた北尾根が眺められる。
山頂稜線は予想していたとうり吹き溜まりになっていて、これじゃ深さは3~4mぐらいはありそうだ。
山頂には営林署小屋跡から登ったという単独の男性がいて、我々が北尾根に取り付くとき見かけた人だった。
霧氷もあるし雪たっぷり嬉しいね。
矢筈山とサガリハゲ山の右後方には次郎笈が白く輝いている。
落合山と前烏帽子山の後方は三嶺~西熊山~天狗塚
腕山~放牧場
中津山と国見山の左後方遠くには笹ヶ峰が薄く見えるが写真では無理がある。
前烏帽子山~寒峰
今日はおむすび&唐揚げセットだよ。
気温はマイナス3度ぐらいだけど、風はないし日差しがあるので暖かい。
北尾根を末端からトレースできてゴリラ嬉しいっす♪
来シーズンは雪の深いときに計画しようと決めている。
のんびり山頂で過ごしたあとは北東尾根を下ろう。
風呂塔~火打山
登った北尾根を眺められるのは気分がいい。
北東尾根の上部も霧氷がいっぱいで、特にダケカンバは青空がバックだから綺麗に輝いている。
営林署小屋跡への下降地点を通過してからも雪は深い。
19日に歩いたスノーシューの跡が残っている。
標高を下げるにしたがって雪は減り、踏み抜きに注意しながら慎重に。
やがて廃屋が見えてきて無事に下山する。
12月上旬から深い雪に覆われていた山域ですが、雪解け進む深淵川には春を感じさせられました。
天候:快晴
北尾根末端(林道烏帽子線起点930m)7:30・・・8:50北尾根三角点1254.9m・・・9:30作業道1270m・・・10:10北尾根1360m・・・10:50北尾根1510m・・・11:20北東尾根・・・11:30烏帽子山12:20・・・12:45北東尾根標高点1499m・・・13:30北東尾根P1160m・・・14:05北東尾根取付950m(県道44号)・・・14:25林道烏帽子線起点
by nakatuminesan | 2015-03-01 11:14 | 山行報告(雪山) | Comments(0)