横岳2829m
2015年 01月 10日
大同心や小同心といった岩峰を擁していることでも知られている。
横岳は多くの峰塔で形成されていて、最高点の奥ノ院2829mが主峰である。
他にも石尊大権現を祭る石尊峰、日の神を祭る日ノ岳、二十三夜峰など山岳宗教時代のなごりをとどめるものが連続する。
ツクモグサが咲くことでも有名で、初めて見たのは6年前の6月中旬のことである。
北アルプスが悪天候でも八ヶ岳では動けることも多く、強風と寒気を我慢すれば縦走は可能な場合もある。
今になり思い出すのは19歳になったばかりの天狗岳~硫黄岳~横岳~赤岳~権現岳の縦走で、今でも記録に残る「昭和44年・剣岳の大量遭難」のときだった。
硫黄岳では小石が横に飛ぶのを見たし、風が息をする時を狙って這って進んだ経験がある。
岳友と二人でマイナス25度の寒気の中で横岳を越え、ツェルトを被って休憩したことを覚えている。
この歳になると北アルプスの縦走は考えてしまいそうだが、南八ヶ岳なら好天を狙って行動すれば難しい縦走ルートではないと思っている。
2名の若者と硫黄岳から横岳と赤岳を越え、阿弥陀岳まで縦走したのは8年前の2月のことである。
by nakatuminesan | 2015-01-10 15:56 | 日本の山 | Comments(0)