徳島でのスキー登山   

2014年 01月 08日

スノーシューを使う前のラッセルは山スキーをよく使った。
今でも単独で山スキーを楽しんでいるが、この話はもう20年も前のことである。
見ノ越は新雪が50センチあり、積雪は1メーターを超えていた。
出発してすぐワカンのパーティーを追い越したが、山スキーですら膝下まで沈むラッセルだった。
それでも3時間の頑張りで山頂に立った。
パーティーが到着したのは滑降を始めたころで、単独においても山スキーのほうが深雪に有利だと実証した。
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これまでに徳島でスキーを持ち込んだのは剣山、次郎笈、三嶺、一ノ森、矢筈山、天狗塚、牛ノ背、塔ノ丸、丸笹山、落合山、高城山、赤帽子山、雲早山、国見山、風呂塔、腕山、中尾山、柴小屋山など20座ちかくに及ぶ。
昔よく通ったのは剣山だが、近年は塔ノ丸と風呂塔が多くなってしまった。
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登りはできるだけシール登行を心がけ、もちろん下りは積極的に滑りを楽しんでいる。
とはいえ雪の少ない徳島では笹や倒木ばかりでなく、気がつけば石の上を滑っていたりでスキー板の傷みは激しい。
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これは過去における剣山での滑降ルートであり、今シーズンは深雪の日に行ってみようと考えている。
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あの加藤文太郎が北アルプスにおいてスキー登山を展開したことはよく知られている。
山スキー板を高みへと進ませる行為は面白く、少ない雪を探しながら文太郎を偲びながらの山は今も続いている。

by nakatuminesan | 2014-01-08 17:25 | 山のあれこれ | Comments(0)

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