休みたくなるとき   

2013年 07月 02日

山における休憩は食事のときや疲れたと感じるとき、また休憩に適した場所に着いたときなど。
先行パーティーがいて仕方なく休憩をということもある。
急な登りが続くときなどは心拍数が増え、疲労感から休みたくなってしまう。

最大運動を行ったときの心拍数を最大心拍数といい、「220-年齢」の式が一般的とされている。
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たとえば60歳の人は「220-60」だから最大心拍数は160になる。
心拍数が最大心拍数の80%を超えると苦しく感じるようになり、「休みたくなるとき」または「疲れたとき」になる。
しかし鍛えられた心臓と身体を持つ人は、最大心拍数の80%を超えて休まず何時間でも歩くことが可能。

高越山に年間200日以上通う人にYさんがいて、1時間30分ほどで山頂に達するというから驚きであり、わたしが知る鍛え抜かれた人の代表である。
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すこし話が脱線してしまったが、体力的に余裕のある方が楽しい登山になるのは確実。

しかし個人的な登山ではいつ休もうと勝手であり、中高年で占める今の山登りで無理は禁物。
60歳の人なら最大心拍数160の70%に当たる110前後で山を歩き、急な道は120を超えないようにゆっくり登ればよい。

山岳部時代などはバテた新人がいても、50分歩いて10分の休憩が基本だったと思う。
先輩たちの融通が利かないのではなく、訓練の意味合いが強かったから当然のことだった。
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外国人に比べると日本の登山者はよく休憩する。
だがヒマラヤトレッキングなどは景色を楽しむのが目的だから休憩大歓迎。
いくら日本人登山者が高齢だとしても、高峰登山における外国人の登行の速さには驚いてしまう。
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by nakatuminesan | 2013-07-02 17:20 | 山のあれこれ | Comments(0)

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