南アルプスVS北アルプス   

2012年 08月 27日

富士山に次ぐ第二の高峰北岳3193mが南アルプスに、第三の奥穂高岳3190mは北アルプスにある。
ヨーロッパアルプスとは比較にならないが、南アと北アは日本を代表する山域であるとともに、昔から比べられることの多かった両アルプス。

北岳
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奥穂高岳
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標高2000m以上の面積は北アが南アの約1.5倍あり、南北の長さも北アが約2倍。
登山者や山小屋の数も北アが圧倒的に多い。

3000m峰の数は北アが10座、南アは9座と北アに軍配が上がる。
しかし内訳はといえば北アは槍穂高の8キロに8座が集中しているが、南アの9座は仙丈ヶ岳から聖岳まで40キロもある。
つまり南アは一つの山が大きく独立性が強いといってよく、古くから南アルプスは山深いと言われてきたのである。

赤石岳や聖岳に食い込む赤石沢や奥西河内などは、標高差2000mをもって山を構成しているのだから、まさに南アルプスであり確かに山が深い。
先日の山行でその感を強くし、南アもなかなかいいと思った。

深い赤石沢と聖岳
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赤石岳
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しかし若いころ山といえば雪の槍穂高だったし、今でも雪や岩の多い北アルプスが好みなのは変わらない。

8座の3000m峰が連なる槍穂高連峰
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剱岳
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by nakatuminesan | 2012-08-27 18:58 | 山のあれこれ | Comments(0)

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