雪山のねぐら   

2009年 11月 11日

積雪期の山は衣食住すべてを持って登ることになる。
冬期小屋(冬の間だけ登山者に開放している無人小屋)もよく利用した。
だがツェルトと雪洞で寝たほうがずっと多い。
ツェルトは三角屋根の形をした簡易テントで、スキーやストックを支柱代わりにして張ることができる。
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しかし風に弱いのと寒いのが欠点。
樹林帯であれば木の枝やハイマツを敷いたりもした。
雪洞は一人用なら30分で掘れる。
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道具はピッケルの先につけたアルミのスコップ。
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雪のトンネルのようなものだから狭ければ増改築自由。
外が吹雪いていても中は静かだし、ツェルトよりは暖かい。
ローソク1本で過ごす夜はロマンチック。
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注意点は掘る場所。風下に掘ると吹き溜まって入口をふさがれる。
それで何度か怖い思いをした。

by nakatuminesan | 2009-11-11 14:25 | 山のあれこれ | Comments(2)

Commented at 2009-11-13 22:52 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by nakatuminesan at 2009-11-14 07:29
四国の山で雪洞を掘ったことはありません。
三嶺の池のあたりが吹き溜まるので掘れそうです。
雪の多い時期なら可能かな。
大山の元谷では何度か雪洞を掘ったことがあります。
アルミのスコップは7000円ぐらいだったと思います。
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