予想天気図からすると降られるかどうか判断が難しく、天気予報では昼前後に降る予報。
だが雨量は少ないようなので予定どうり決行する。
甚吉森の下山口にKさんとIちゃんの車を置き、南川林道を引き返し湯桶丸の登山口へ向かう。
最近になり林道湯桶平井線は整備されたらしく、ほとんど落石らしきはなく安心して走行できる。
上の登山口を出発
植林帯の急登を終えると西尾根に乗り、スズタケに潜りながら高度を稼いでいく。
20分ほど登ったところで下山してから困ることになる「ある忘れ物」に気付くが、Aさんが登山口までの往復役を買って出る。
ゴリラはAさんのザックを背負い山頂へ。
今日は黄砂が飛ぶらしく剣山方面は霞んで見えるし、いつ降り出すか気になる空を見上げる。
稜線の南斜面にマンサクが咲いている
待つこと10分で標高差400mを40分でAさんが駆け上がってくる。
さっすがマラソンランナー男を上げる。
金瀬への分岐を左に見送り、さあ縦走だと急降下する。
鞍部1210m付近からの尾根は木の根が網の目のよう
5月には花を咲かせるゴヨウツツジ(五葉躑躅)別名シロヤシオ
高知との県境となる1331mピークで雨となり、久しぶりに雨具の上下を身に着ける。
雨は弱く直線距離で5キロ先の甚吉森は見えている
1230mピークが近づくと太い杉が目立ち始め、幹周5mはありそうだが序の口だ。
やがて現れるのが今日のお目当て“お化け杉”
直径2.8m、幹周8.7m、高さ23m、推定樹齢800年だそうだ
ランチタイム
雨は降ったり止んだりで、縦走路は歩きやすく快適だ。
3年前の縦走時にもあったヤドカリスズタケと、右後方に見える三角は雁巻山1125m。
標高点1269あたりには白骨樹があり、荒涼とした風景になっていく。
元気だったスズタケはP1322が近づくあたりから枯れた姿に変わり、西又山までの尾根はこの状態で続いている。
歩きやすいシカ道を追っていくと尾根が西に延びて下りだす。
地形図とコンパスで現在地を確認し、KさんとAさんもGPSが活躍する。
現在地はP1322の西尾根を10m下った場所であり、登り返すと“うお山”という変わった山名標識がある。
ここから標高1300mピークまでは北から北北西に進む。
標高点1308を過ぎると地形図には表れない二重山稜があり、尾根は広く要注意箇所であるが県境を示す石柱を追って歩くと安心だ。
一帯は新緑と紅葉の季節に期待できそうな自然林が多い
鞍部1240mで休憩中に止んでいた雨が再び降り出す。
甚吉森への最後の登りにあるこの木はスパートのSだろうか?
甚吉森に着きました♪
三本杉
無事下山するころには雨は止む
林道湯桶平井線にはもうツツジが咲いていました
山の上で少々降られたとはいえ、時間雨量0.5ミリから1ミリ程度で止み間もありました。
五葉躑躅をはじめツツジが多く見られたので、花が咲く時期も楽しくなりそうな縦走路です。
天候:曇りのち小雨
湯桶丸登山口8:25・・・9:40湯桶丸9:55・・・10:10鞍部1210m・・・10:45P1331m10:55・・・11:40お化け杉12:10・・・12:25P1269m・・・12:50うお山(P1322)・・・13:20P1308m・・・13:45鞍部1240m・・・14:30甚吉森14:35・・・15:05三本杉・・・16:00甚吉森登山口