3月の計画(7)   

2013年 03月 21日

3月27日(水)・・・寒峰(中級 行動5時間)集合:文化の森6時

★平日をご希望の方があり、27日にも寒峰登山を計画しました。
気になるフクジュソウの状況ですが、上の群生地でも花の数が増えていると予想しています。
山頂からは矢筈山や烏帽子山をはじめ、三嶺から天狗塚など祖谷山系の展望が広がります。
TEL:090-7782-6031
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# by nakatuminesan | 2013-03-21 18:44 | 募集企画 | Comments(0)

2013.3.20 湯桶丸~甚吉森   

2013年 03月 21日

予想天気図からすると降られるかどうか判断が難しく、天気予報では昼前後に降る予報。
だが雨量は少ないようなので予定どうり決行する。

甚吉森の下山口にKさんとIちゃんの車を置き、南川林道を引き返し湯桶丸の登山口へ向かう。
最近になり林道湯桶平井線は整備されたらしく、ほとんど落石らしきはなく安心して走行できる。

上の登山口を出発
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植林帯の急登を終えると西尾根に乗り、スズタケに潜りながら高度を稼いでいく。
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20分ほど登ったところで下山してから困ることになる「ある忘れ物」に気付くが、Aさんが登山口までの往復役を買って出る。
ゴリラはAさんのザックを背負い山頂へ。

今日は黄砂が飛ぶらしく剣山方面は霞んで見えるし、いつ降り出すか気になる空を見上げる。
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稜線の南斜面にマンサクが咲いている
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待つこと10分で標高差400mを40分でAさんが駆け上がってくる。
さっすがマラソンランナー男を上げる。
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金瀬への分岐を左に見送り、さあ縦走だと急降下する。
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鞍部1210m付近からの尾根は木の根が網の目のよう
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5月には花を咲かせるゴヨウツツジ(五葉躑躅)別名シロヤシオ
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高知との県境となる1331mピークで雨となり、久しぶりに雨具の上下を身に着ける。
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雨は弱く直線距離で5キロ先の甚吉森は見えている
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1230mピークが近づくと太い杉が目立ち始め、幹周5mはありそうだが序の口だ。
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やがて現れるのが今日のお目当て“お化け杉”
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直径2.8m、幹周8.7m、高さ23m、推定樹齢800年だそうだ
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ランチタイム
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雨は降ったり止んだりで、縦走路は歩きやすく快適だ。
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3年前の縦走時にもあったヤドカリスズタケと、右後方に見える三角は雁巻山1125m。
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標高点1269あたりには白骨樹があり、荒涼とした風景になっていく。
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元気だったスズタケはP1322が近づくあたりから枯れた姿に変わり、西又山までの尾根はこの状態で続いている。
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歩きやすいシカ道を追っていくと尾根が西に延びて下りだす。
地形図とコンパスで現在地を確認し、KさんとAさんもGPSが活躍する。
現在地はP1322の西尾根を10m下った場所であり、登り返すと“うお山”という変わった山名標識がある。
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ここから標高1300mピークまでは北から北北西に進む。
標高点1308を過ぎると地形図には表れない二重山稜があり、尾根は広く要注意箇所であるが県境を示す石柱を追って歩くと安心だ。
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一帯は新緑と紅葉の季節に期待できそうな自然林が多い
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鞍部1240mで休憩中に止んでいた雨が再び降り出す。
甚吉森への最後の登りにあるこの木はスパートのSだろうか?
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甚吉森に着きました♪
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三本杉
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無事下山するころには雨は止む
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林道湯桶平井線にはもうツツジが咲いていました
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山の上で少々降られたとはいえ、時間雨量0.5ミリから1ミリ程度で止み間もありました。
五葉躑躅をはじめツツジが多く見られたので、花が咲く時期も楽しくなりそうな縦走路です。

天候:曇りのち小雨
湯桶丸登山口8:25・・・9:40湯桶丸9:55・・・10:10鞍部1210m・・・10:45P1331m10:55・・・11:40お化け杉12:10・・・12:25P1269m・・・12:50うお山(P1322)・・・13:20P1308m・・・13:45鞍部1240m・・・14:30甚吉森14:35・・・15:05三本杉・・・16:00甚吉森登山口

# by nakatuminesan | 2013-03-21 10:55 | 山行報告(中級) | Comments(2)

2013.3.19 中津峰山   

2013年 03月 19日

久しぶりに中津峰山を登ってきました。
山に入るといろんな花が咲き始めていますが、名を知らなく写真を撮るだけです。
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山にもスミレが咲く季節になりました
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今日は心拍数を数えながら登ることにしました。
110は楽に登れ、120は普通の感じです。
130になるとややきつい感じになり、140を超えるときつく感じます。

平均心拍数110で登れば41分で如意輪寺駐車場に到着します。
まだイチョウは芽吹かず、八重桜が見ごろになるのは一月先のこと。
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石段のスミレ
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如意輪寺から山頂までの標高差330mを心拍数120で登ることにしました。
結果は山頂まで31分を要しました。
この心拍数120と登行速度はエネルギー補給さえあれば15時間行動も可能なペースです。

これまでの最短タイムは22分30秒で、かなりきつく感じる心拍数150でした。
そのときは登山口から山頂まで59分でしたが、今日は1時間15分かけて登りました。
さて目標としている70歳で1時間30分は可能でしょうか。

山頂からは霞か黄砂で大川原までしか見えません
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しゃくなげ園を通ったところ、花芽は少ないように思えました。
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まだフキノトウがありました
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芽吹きの季節が始まりました
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登山口駐車場にある満開の桜は蜂須賀桜でしょうか
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じゅうたんのような菜の花畑が見事です
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# by nakatuminesan | 2013-03-19 13:49 | 山を歩いてきました | Comments(0)

常念岳2857m   

2013年 03月 18日

安曇野から眺められる北アルプスは北の餓鬼岳から南の大滝山までの常念山脈が主役であり、そのなかの主峰は誰もが認めるピラミッド型の常念岳。
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「常念」という名には伝説がいくつかあるそうだが、忘れてならないのは高山蝶研究者の田淵行男(1905~1989)である。
田淵は一ノ沢から常念乗越~常念岳~蝶ヶ岳~大滝山~徳沢~上高地のコースを「アルパイン・バタフライ・コース」と名付けたほどで、日本アルプスの高山蝶9種すべてが見られたという。
しかしそれは50年以上も前のことで、現在では幻の高山蝶の道になってしまった。

常念岳は槍穂高連峰の展望台としてもよく知られ、岩と雪のアルペン風景は圧巻である。
槍穂高稜線東面に残る氷河遺跡のカールやU字谷を、深い梓川の谷を挟んでじっくり観察できる。
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その楽しみを考えると常念岳だけを登るのではなく、蝶ヶ岳や燕岳からの縦走が面白いといえる。

昔から槍や穂高に目が向いていたからか、常念岳に登ったのは4年前の夏が初めてだった。
燕岳からの縦走は途中で雨になり、大きく期待していた展望はなかった。

二度目は燕岳へ縦走した昨年の夏のことで、晴天は出発前から約束されていた。
景色のすばらしさは想像していたとはいえ、移り変わる槍穂高の姿には感動という表現はオーバーではなかった。
若いころ雪の季節によく通った槍穂高だが、コマクサが咲く縦走路から眺められることも嬉しかった。
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一度は縦走することをお勧めしたい常念岳である。

# by nakatuminesan | 2013-03-18 15:43 | 日本の山 | Comments(0)

2013.3.17 西三子山   

2013年 03月 17日

この季節の西三子山といえばフクジュソウです。
ところが“フクジュソウでした”になりました。

以前は山頂北斜面の鉄塔付近にも群生地があり、6年前までは足の踏み場もないほどでした。
花が消えたのは4年ぐらい前になると思います。
山頂北東の1290m付近にも咲く場所がありましたが、花を見なくなったのは同じころからです。
群生地といわれる山頂南西の標高1250m付近に異変が現れだしたのは2年前で、昨年は極端に花の数が減っていました。

もしかしてと昨年あたりから思っていたので、今日は気になる西三子山へ向かいました。

立石谷林道登山口の上の斜面は崩壊が続いている
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後山峠から見る山頂
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花を咲かせ始めたアセビ
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分岐標識
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植林帯のトラバースを終えると群生地に着きますが、予想が当たりまったく花はありません。
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いつも最も花数の多かった場所でさえ、あるのは3センチぐらいの新芽だけ。
消滅した理由はあるのでしょうが、自然界の出来事ですから素人には分かりません。
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10日の寒峰でたくさん咲いていましたから、標高を考えると咲かないはずはありません。
以前は3月に入れば少しは花がありましたから、まさかこれから芽が出るとは思えません。

三日前に登った一ノ森と剣山が霞んで見える
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山頂から眺める雲早山は鳥が羽を広げたようだ
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北東尾根の所々に雪が残っている
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標高1260mから北に下ると50mの長さで残雪が続いている
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グリセードで滑って下るのが面白い
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急斜面を下ると標高1150mの自然林広場となり、6年前まではフクジュソウがたくさん咲く場所だった。
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この鉄塔付近にも群生していた
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バイケイソウが芽生え始め、姿がオオバギボウシやギョウジャニンニクとよく似ているため、毎年のように誤食して中毒する事例があるので要注意。
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下山していると赤石岳~荒川三山縦走や日帰り山行をご一緒したMさんの4人グループが登ってくる。
聞かれるのは「花は咲いている?」
様子を話すと「それじゃ寒峰に行けばよかった」

また単独男性は「10日前にも来たのになあ、高丸山縦走に変更しようかな」

フクジュソウの代わりにユキワリイチゲが見ごろ
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小さな花で名を知りません
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ネコノメソウ
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県道沿いの登山口には10台ほどの車がありました。
もちろんフクジュソウ目当てですから、残念というか不思議に思って帰ったことでしょう。

帰路は花見ドライブでした
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# by nakatuminesan | 2013-03-17 16:16 | 山を歩いてきました | Comments(1)