<   2015年 08月 ( 19 )   > この月の画像一覧   

笠ヶ岳に思う(続)   

2015年 08月 31日

先日の笠ヶ岳から槍ヶ岳への縦走で、まず第一に思い出そうとしたのは45年前の春合宿であった。

その他にも常に頭にあったのは加藤文太郎のことである。
それは厳冬期の槍ヶ岳から笠ヶ岳の往復であり、1932年(昭和7)2月10日から11日にかけての記録である。

槍の肩を10日朝6時に出発して樅沢岳から双六岳も往復し、笠ヶ岳には14時間後の夜8時に立っている。 
槍の肩に戻ったのは11日午後2時20分であり、32時間余りの長時間行動には驚くしかないであろう。
c0219866_13255649.jpg

文太郎は数々の厳冬期単独登頂を成し遂げているが、この山行こそ超人的な脚力と精神力を発揮したものである。

ちょっと興味を持ったのは抜戸岳手前にあるカール状の登りである。
45年前の春合宿では雨で緩んだ斜面の雪崩を恐れ、夏ルートを外し岩場やリッジを攀じた。
だが雪の状態がよかったのか文太郎は夏道を歩いている。
c0219866_13265047.jpg

先日の笠ヶ岳から双六岳を歩いた日は天候もまずまずで、白銀の穂高連峰を眺めたであろう文太郎を思った。
c0219866_13481173.jpg

c0219866_13274120.jpg

槍ヶ岳へ向かう西鎌尾根では風雨に打たれたが、風雪と戦いながら槍に戻った文太郎に励まされるようだった。
c0219866_13281251.jpg

西鎌尾根
c0219866_13284179.jpg

北鎌尾根から西鎌尾根越しに笠ヶ岳を望む
c0219866_1329846.jpg

おまけ・・・新穂高ロープウェイからの笠ヶ岳と抜戸岳
c0219866_13293629.jpg

西穂高岳からの笠ヶ岳と抜戸岳
c0219866_184706.jpg

ひらゆの森からの笠ヶ岳
c0219866_18475169.jpg

by nakatuminesan | 2015-08-31 13:33 | 山のあれこれ | Comments(0)

9月の計画(1)   

2015年 08月 30日

9月4日(金)・・・正善山と綱付山(初級~中級 行動4時間)集合:文化の森7時

★正善山は杖立峠から快適な尾根道を往復し、綱付山は東屋がある山頂直下まで車で移動します。
美馬市役所まで国道192号を走りますので途中乗車可能です。
TEL:090-7782-6031
c0219866_10595647.jpg
c0219866_110866.jpg
c0219866_1101891.jpg
c0219866_1103090.jpg

by nakatuminesan | 2015-08-30 11:01 | 募集企画 | Comments(0)

2015.8.29 旭ヶ丸~高鉾山   

2015年 08月 29日

明日からしばらく前線の影響で雨予報になっていて、それなら里山でも歩いておいたほうがストレスが溜まらない。
c0219866_17125125.jpg

カワラナデシコ
c0219866_17131737.jpg

オオナンバンギゼル
c0219866_17134360.jpg

君も山歩きだろうが気をつけないと踏まれるよ。
c0219866_1714979.jpg

ガスで山が見えないことは分かっていて、展望台には上がらないが山頂は踏んでおく。
c0219866_17145641.jpg
c0219866_1715886.jpg

旭ヶ丸のママコナは昨年並みに咲いている。
c0219866_17154726.jpg

後期高齢者になるまで直登から逃げるつもりはないと決めている。
c0219866_171614100.jpg

急登には花芽を付けたトリカブトがあるけれど、ここが見ごろになるのは1ヶ月後になりそうだ。
c0219866_17164225.jpg

ついに空から雨が落ちはじめるが、ここで敗退するわけにはいかない意地がある。
c0219866_1718656.jpg

シギンカラマツ
c0219866_1717823.jpg

急登を頑張ること10分で高鉾山に登頂だ。
c0219866_17191033.jpg

鳥に食べられたのか梨の実がなくなっている。
c0219866_17202728.jpg

早くもススキの季節になってきた。
c0219866_1721278.jpg

雨が止まないので適当にショートカットする。
c0219866_1721554.jpg

植林帯から林道に下りると土砂降りで、ミニザックに傘が入っていたことを思い出す。
c0219866_17223049.jpg

オタカラコウ
c0219866_17225448.jpg

アケボノソウ
c0219866_17232095.jpg

c0219866_17233440.jpg

カワラナデシコ
c0219866_1724342.jpg

秋が近くなってきたんだね。
c0219866_17244623.jpg

雨の中を無事に戻ってこられて一安心。
c0219866_17261665.jpg

昨年は咲いていたチャボホトトギスやヤマジノホトトギスは見られませんでした。

by nakatuminesan | 2015-08-29 17:27 | 山を歩いてきました | Comments(0)

2015.8.28 中津峰山   

2015年 08月 28日

2ヶ月半ぶりに下から登る中津峰山。

見えている津田山には登ったことがなく、今後の登頂目標の一つにしておこう。
c0219866_1534396.jpg

台風による強風で枯れた松が道を塞いでいて、ここで敗退したんじゃ山屋の恥になる。
c0219866_15351259.jpg

無事に通過するとカンカン照りの道路に出る。
c0219866_1535474.jpg

3000m級では夏でも低体温症が心配だが里山では熱中症に要注意。

今夏は3度も泊まった横尾山荘のタオルが出番を待っていて、帽子の代わりに頭に被れば熱中症対策だ。
c0219866_15362082.jpg

逆層スラブで試すのはアンダーホールド。
c0219866_15364546.jpg

如意輪寺の石段を登って登頂祈願の力水。
c0219866_1537103.jpg
c0219866_15372131.jpg

本堂は基礎のやり替え工事中。
c0219866_15374428.jpg

当たり前だがイチヤクソウは終わっている。
c0219866_1538794.jpg

君も山歩きが好きなんだね。
c0219866_15383181.jpg

チャボホトトギスが咲き始めている。
c0219866_15385568.jpg

c0219866_1539733.jpg

c0219866_15391794.jpg

ツルリンドウ
c0219866_15394722.jpg

誰もいない山頂には単独飛行のトンボ君。
c0219866_15401343.jpg

c0219866_15402498.jpg

今年はツルリンドウとママコナが少ないような感じがしている。
c0219866_1541349.jpg

c0219866_15411669.jpg

岩があると掴まないと気が収まらない?
c0219866_15414436.jpg

茶粕山と大川原を前に眺めながら下っていく。
c0219866_15421168.jpg

なんか秋を感じてしまいそう。
c0219866_15424088.jpg

ゲンノショウコ
c0219866_1543664.jpg

ミヤマウズラ
c0219866_15432924.jpg

c0219866_15434127.jpg

イワタバコは終盤になっている。
c0219866_1544737.jpg

山頂を振り返る。
c0219866_15444016.jpg

今日は珍しく誰とも会うことなく下山すると、金曜日は登る人が少ないのか車も2台とは驚きました。
c0219866_1545987.jpg

c0219866_15452541.jpg

相棒には余裕で間に合いそうです。

by nakatuminesan | 2015-08-28 15:47 | 山を歩いてきました | Comments(0)

8月の計画(1)   

2015年 08月 27日

8月29日(土)・・・剣山~次郎笈(中級 行動5時間)集合:文化の森7時

★シコクブシ(トリカブト)が見ごろを迎えるころになりました。
他にも花はたくさん咲いていて、クガイソウやシコクフウロなども見られます。
TEL:090-7782-6031
c0219866_1865248.jpg
c0219866_187349.jpg
c0219866_1872326.jpg
c0219866_1873740.jpg

by nakatuminesan | 2015-08-27 18:08 | 募集企画 | Comments(0)

笠ヶ岳に思う   

2015年 08月 27日

若い頃は穂高連峰や槍ヶ岳に目が向いていたこともあり、笠ヶ岳は眺める山としか映っていなかった。
45年ぶりの笠ヶ岳には笠新道を登ったが、過去の2回はクリヤ谷を下ったものであった。
当時はクリヤ谷ルートを使うものと考えられていて、開設されていた笠新道の存在すら知らなかった。
c0219866_11122572.jpg
c0219866_11123667.jpg

笠ヶ岳で思い出すのは山岳部時代の春合宿だ。
行程はブナ立尾根を出発地点とし、烏帽子岳~水晶岳~三俣蓮華岳~双六岳~笠ヶ岳~槍見温泉の縦走だった。
c0219866_11134334.jpg

双六小屋から槍ヶ岳のアタックも含むという豪華な10日間であり、この歳になると夏でも歩けるか心配になってくる。
c0219866_11141564.jpg
c0219866_11145621.jpg
c0219866_1115683.jpg
c0219866_1115167.jpg
c0219866_11153327.jpg

c0219866_1230136.png

思い出しても辛かったのは悪天候下で行動した双六から笠までの行程だ。
抜戸岳手前にあるカール状の登りで雪崩を避けるため、夏ルートを外し岩場やリッジでザイルを使ったことを覚えている。
その場所を先日の山行で探したが、どうしても思い出すことができなかった。
c0219866_11451566.jpg

c0219866_11453037.jpg

c0219866_11454584.jpg

霙と寒気に消耗した身体で笠の小屋に着いたとき、後輩の目に光るものを見たことは強烈な記憶である。
c0219866_11182168.jpg

c0219866_1116134.jpg

全員が20歳前後の若者で今の三分の一でしかなかったが、逆に体力は三倍ぐらいあったと思ってしまう。

by nakatuminesan | 2015-08-27 11:21 | 山のあれこれ | Comments(0)

2015.8.26 轆轤山   

2015年 08月 26日

先日はタマゴタケがなかった轆轤山だが、調べると吸い物、天ぷら、スープなどレシピは豊富。
今日は絶対に採れると信じて山に入る。
なぜなら根拠は単純で昨年と日が近いから。

前回はマムシ君だったが今日は君がお出迎えかい。
c0219866_15144736.jpg

先日よりもさらに細い目を見開いて探すも見つからず。
何事も欲を出すと裏目になるようで、結果は無残にも収穫ゼロに終わりました。

知識がないので怪しいキノコは無視したほうがよさそうだ。
c0219866_15153183.jpg

コシアブラやタラノメは採りごろを的中させるゴリラもキノコは難しい。

ママコナ
c0219866_1517645.jpg

シギンカラマツ
c0219866_1517333.jpg

ミヤマウズラはもう終盤。
c0219866_15175873.jpg

面白くないので山頂はパスするし、高鉾山も次回にしたので4時からの相棒には余裕です。

by nakatuminesan | 2015-08-26 15:20 | 山を歩いてきました | Comments(0)

台風15号   

2015年 08月 26日

今朝は温帯低気圧に変わった台風15号ですが、進路が徳島から離れていたわりに荒れた天気になりました。

昨日は昼すぎから風雨が強くなり、心配していた大鳴門橋が通行止めになりました。
フランスに帰る娘を瀬戸大橋経由で関空まで送ってやりました。

行きは5時間ちかくかかりましたが、大鳴門橋が通れるようになった帰りは2時間20分で我が家に着きました。
c0219866_837495.jpg
c0219866_8371839.png

昨日の強風で痛んでしまったタルチョーです。
c0219866_8374712.jpg

by nakatuminesan | 2015-08-26 08:39 | 四季 | Comments(0)

2015.8.18~22 笠ヶ岳2897m~双六岳2860m~槍ヶ岳3180m   

2015年 08月 23日

8月18日(火)天候:曇り時々晴れ 
新穂高温泉駐車場14:20・・・16:10ワサビ平小屋(泊)

先日の北鎌行きで寄ったら美味しかったので、昼食は高山のレストラン「LUFT HIDA」と決めている。
c0219866_13574287.jpg

1500円のランチセットはチキンカツカレー。
c0219866_1358975.jpg
c0219866_13581868.jpg

新穂高から見上げる笠ヶ岳は山頂が雲に覆われている。
c0219866_13584733.jpg

通いなれた槍平への道を右に見送ると大キレットが眺められる。
c0219866_13591465.jpg

左俣谷に沿う林道を歩くのは初めてで、中崎尾根の上部には奥丸山が見えている。
c0219866_13594192.jpg

1時間半ほどで笠新道の標識があり、明日は標高差1450mの登りが楽しみだ。
c0219866_1401048.jpg

青いザックは16年前のヒマラヤデビューで使ったものであり、今回はフランスから一時帰国している末娘が背負っている。

ツリガネニンジン
c0219866_1404997.jpg

10分で着いたワサビ平小屋は“そうめん”が名物なのかな?
c0219866_1411698.jpg

さっそく風呂に入って生ビールで入山祝い。
c0219866_1414117.jpg

岩魚の塩焼きが夕食に出たのでカップ酒もよさそうだ。
c0219866_142875.jpg

c0219866_1421976.jpg

男は黙ってサッポロビールだぜ。
c0219866_1424433.jpg

人によれば二度と登りたくない笠新道らしいけど、あたいの足が頑張るから明日を見ていてね。
c0219866_143575.jpg


8月19日(水)天候:曇り時々晴れ
ワサビ平小屋6:10・・・6:20笠新道入口・・・11:00杓子平11:40・・・13:35抜戸岳直下2800m・・・15:20笠ヶ岳山荘(泊) ★15:50笠ヶ岳登頂

出発時には上空に青空が広がっていて、この天気が槍ヶ岳まで続く予報になっている。
c0219866_1444376.jpg

さあ登りが始まるけど終わりのない登りはないんだから。
c0219866_1451921.jpg

100mほど登れば雲の隙間から朝日が当たりだし、3週間前に縦走した穂高の峰々が見えるようになる。
c0219866_1454655.jpg

c0219866_1455698.jpg

そして今回の最終ピーク槍ヶ岳も眺められるようになる。
c0219866_1463052.jpg

湧くガスに見え隠れする穂高の姿には全員が興味ありそうで、あれがジャンダルムとロバの耳とか説明しながら高度を上げてゆく。
c0219866_1465948.jpg

c0219866_1471034.jpg

シモツケソウ
c0219866_1473699.jpg

シシウドは食べられないけどベニバナイチゴは美味しいよ。
c0219866_148250.jpg

c0219866_1481638.jpg

キヌガサソウは花が終わり実をつけている。
c0219866_148422.jpg

標高2300m付近からハイマツが現れる。
c0219866_149653.jpg

西穂高岳からジャンダルムや大キレットを越える南岳までの展望は素晴らしく、この眺めを楽しみながら登る笠新道は面白いし退屈はしない。
c0219866_1493728.jpg

下りてくる男性に
「笠ヶ岳山荘には生ビールありましたか?」
「う~んそうですねー あったと思いますよ」
「よかった、無ければ下山しようと思っていましたから」
「生ビールが目的なんですか?」

サラシナショウマ
c0219866_1410072.jpg

ハクサンフウロ&キリンソウ
c0219866_17272560.jpg

オヤマリンドウとシナノオトギリ
c0219866_14102428.jpg

標高2400m付近はトリカブトやシシウドの花畑になっている。
c0219866_1728029.jpg

c0219866_1411455.jpg

c0219866_14112437.jpg

c0219866_14113411.jpg

ウツボグサ
c0219866_17283295.jpg

ヨツバシオガマ
c0219866_14122243.jpg

エゾシオガマ
c0219866_14124699.jpg

杓子平に着くとカール状地形が広がっていて、笠ヶ岳から抜戸岳を結ぶ稜線が見え隠れしている。
c0219866_14131430.jpg

ランチタイム
c0219866_14134035.jpg

さあ稜線を目指そう。
c0219866_1414736.jpg

カラマツソウ
c0219866_1414352.jpg

広々とした杓子平では花の最盛期は過ぎているが、まだハクサンイチゲが残っているしミヤマリンドウは花盛りだ。
c0219866_14151044.jpg

c0219866_14152432.jpg

稜線へは2.5万分地形図の道は通行止めになっていて、抜戸岳の南の肩を目指してジグザク道を登っていく。
c0219866_1416245.jpg

c0219866_14161640.jpg

ほとんどのチングルマは穂になっているが、まだ場所によっては白い花を咲かせている。
c0219866_14164468.jpg

c0219866_14165719.jpg

ミヤマキンバイに混じってコバイケイソウも残っている。
c0219866_14172527.jpg

ダイモンジソウ
c0219866_7362622.jpg

雷鳥を発見するとはラッキーだ。
c0219866_17291931.png

標高差1450mを登りきって稜線に立ち、笠ヶ岳方面に目をやるがガスに覆われている。
c0219866_14184765.jpg

c0219866_172951100.jpg

10分ほど進んだところでサングラスが顔になく、引き返すと休憩場所に置き忘れている・・・いかんなあ歳か?!
c0219866_14192840.jpg

稜線からは新穂高温泉のロープウェイ乗り場や駐車場を見下ろせる。
c0219866_1420227.jpg

ハイウェイが続き女性たちはお喋りに忙しいが、目の前にある笠ヶ岳が見えないことが残念だ。
c0219866_1421544.jpg

面白い形の岩を通過する。
c0219866_14223646.jpg

残す標高差100mの場所で最後の休憩をすれば、笠ヶ岳山荘の左右に山頂と小笠が見えてくる。
c0219866_14232523.jpg

左に眺められるのは播隆平と緑ノ笠2654m。
c0219866_14235715.jpg

笠ヶ岳山荘が300mまで近づいた。
c0219866_14242416.jpg

やっと着いた山荘からも展望は抜群で、日差しはないが槍ヶ岳から西穂高岳は一級だ。
c0219866_17302177.jpg

c0219866_1425952.jpg

やったね嬉しい山頂だ~♪
c0219866_14253849.jpg

高山市内方面
c0219866_1426437.jpg

笠ヶ岳は学生時代の積雪期以来45年ぶりであり、当時は2回ともクリヤの頭からクリヤ谷を下ったものである。
c0219866_14263668.jpg

薬師岳や水晶岳といった黒部源流の峰を越え、遠くには剱岳と立山を望むことができる。
c0219866_1427863.jpg

その山並みを眺めながら山荘へ下ろう。
c0219866_1441165.jpg

生ビールはないが酒飲みが集まってくる。
c0219866_14413432.jpg

夕食のメインは唐揚げみたいだけれど、もう少し多くして欲しいと思うのは贅沢か?
c0219866_1442415.jpg
c0219866_14421376.jpg

22日までの予報は降水確率20%であったのに、明日は曇り時々雨になっているのが気にかかる。



8月20日(木)天候:曇り一時雨のち晴れ
笠ヶ岳山荘5:45・・・7:00笠新道分岐・・・8:00秩父平8:15・・・9:00大ノマ岳・・・9:35大ノマ乗越・・・10:20弓折岳・・・10:35弓折乗越11:15・・・12:30双六小屋(泊) ★双六岳登頂14:00

5時ごろ外に出てみると空は曇ってはいるものの、北鎌尾根独標の左から太陽が昇りはじめる。
c0219866_10183018.jpg

槍から穂高にかけては見えていて、なんとか昼まで降らないでもらいたい。
c0219866_10193917.jpg

振り返る笠ヶ岳にガスが流れはじめる。
c0219866_10201050.jpg

笠新道分岐までの道は快適で、前方には槍が見えるし笠ヶ岳を振り返ったりで忙しい。
c0219866_10204796.jpg

c0219866_1021382.jpg

焼岳~乗鞍岳~御嶽山
c0219866_10213164.jpg

笠新道分岐を過ぎ抜戸岳は山頂直下のハイマツ帯をトラバース。
c0219866_1022164.jpg

c0219866_10221540.jpg

まさに笠ヶ岳と呼ぶにふさわしい姿をしているなあ。
c0219866_10231258.jpg

秩父平までは標高差250mの下りだ。
c0219866_1023476.jpg

まだ槍や穂高に雲がかからないので雨の心配はなさそうだ。
c0219866_1024145.jpg

c0219866_10242969.jpg

標高2650mのカール状には雪が残っていて、ハクサンイチゲやシナノキンバイが咲き誇っている。
c0219866_1025065.jpg

c0219866_10251466.jpg

コバイケイソウ
c0219866_10254023.jpg

ミヤマキンバイ
c0219866_1026535.jpg

ここは45年前3月の春合宿でザイルを出した場所であるが、雪崩を避けるため登った岩場やリッジを思い出せない。
c0219866_10264134.jpg

c0219866_10265684.jpg

ナナカマドの実が色づきはじめている。
c0219866_10272487.jpg

大ノマ岳の登りにはコゴメグサやマツムシソウが咲いている。
c0219866_1027569.jpg

c0219866_1028971.jpg

今日の行程の中間地点あたりになり、双六小屋を出発した人が笠ヶ岳へ向かっていく。
振り返ると抜戸岳はなかなか大きな山である。
c0219866_1028457.jpg

ついに大ノマ岳2662mで雨が降りはじめるが、雨具は上だけを着て様子をみることにしましょう。
c0219866_10292059.jpg

雲行きは怪しくなってきたけれど、まだ槍穂高は見えているから大降りにはならないと勝手に決めている。
c0219866_10295447.jpg

c0219866_103079.jpg

笹やハイマツが濡れているので、大ノマ乗越でズボンを穿いたほうがよさそうだ。
c0219866_1031357.jpg

弓折岳までの標高差150mは汗が出ないように超スローペースで登りますよ。
c0219866_10313542.jpg

大ノマ岳を振り返る。
c0219866_10315860.jpg

弓折岳2592mには雷鳥の親子がいて、3羽の雛は小さな鳩ぐらいにまで育っている。
c0219866_10323483.jpg

鏡平山荘への分岐である弓折乗越に到着すると雨が止む。
それは皆さん普段の行いがいいからで、雨具を脱いで昼ごはんがよさそうだ。
c0219866_10331371.jpg

c0219866_10333117.jpg

c0219866_10334568.jpg

上空には青空さえ広がりはじめ、日差しが暑く感じられるようになる。
c0219866_10341512.jpg

c0219866_10342832.jpg

双六小屋までは小さなアップダウンを残しているだけになり、こうなると気分は登山ではなくハイキング。
c0219866_1035224.jpg

c0219866_739234.jpg

前方に樅沢岳や鷲羽岳を眺めながら進むと2キロの案内がある。
c0219866_10353214.jpg

c0219866_10354488.jpg

ここは槍穂高連峰や双六岳の展望台であるが花見平と書かれた標識がある。
c0219866_10361432.jpg

正面は明日越えて行く樅沢岳。
c0219866_10364251.jpg

もちろん西鎌尾根もよく見えているが、9日に登った北鎌尾根に目が向いてしまう。
c0219866_10371220.jpg

コケモモは9月中旬になると味が甘く感じられるようになる。
c0219866_10374359.jpg

双六小屋が見えてくると元気百倍だ。
c0219866_10381051.jpg

チシマギキョウ
c0219866_10391354.jpg

ウメバチソウ
c0219866_10393939.jpg

だんだん双六小屋が近づいてきて、後方は9月に登る予定の鷲羽岳と水晶岳。
c0219866_10402287.jpg

振り返ると抜戸岳の右後方には笠ヶ岳が山頂だけを見せている。
c0219866_1040513.jpg

ミヤマリンドウ
c0219866_10411666.jpg

小屋の手前は平坦地になっていて、木道の横にはトウヤクリンドウが咲いている。
c0219866_10414935.jpg

c0219866_1042355.jpg

c0219866_10421949.jpg

双六小屋
c0219866_10425142.jpg

標高差300mの双六岳往復は2時間かかるので、シャリバテ気味のゴリラはうどんで腹ごしらえ。
c0219866_10432567.jpg

急登250mで平坦になると山頂が目の前になる。
c0219866_10435274.jpg

山頂に立つと槍ヶ岳から穂高連峰が雲に浮かんでいる。
c0219866_10444350.jpg

北の方向は三俣蓮華岳~鷲羽岳~水晶岳。
c0219866_1045104.jpg

笠ヶ岳
c0219866_10453683.jpg

c0219866_10455327.jpg

45年ぶりの双六岳に娘と登れるなんてゴリラ嬉しいっす。
c0219866_844312.jpg

小屋の談話室で生ビールを味わっていると、可愛い娘さんと目が合ってしまう。
c0219866_10462387.jpg

お互いの顔を見て「ん!? どこかで会っている」と、お互いに思っているが数秒後「そうだ あの時の」
3週間ほど前になる7月30日、泊まった北穂高小屋でアルバイトしていた彼女じゃないですか。
ゴリラやM子さんの顔を覚えていてくれたとは嬉しいね。
1週間の休暇を取ったんだそうで、優しそうな彼と山歩きを楽しんでいる。
山は狭いなあ~嬉しい再会。
c0219866_10491773.jpg

おでんも手伝って生3杯目。
c0219866_10495654.jpg

なんとテンプラとは美味しい夕食だけど、冷凍エビでも盛られていれば超豪華120点だね。
c0219866_10505275.jpg

今日は前線が接近したため一時雨になったが、もっと接近しそうな明日は雨になりそうだ。
c0219866_10512660.jpg


8月21日(金)天候:雨
双六小屋6:00・・・6:40樅沢岳・・・8:15左俣乗越・・・9:45千丈乗越・・・10:45槍ヶ岳山荘(泊)

前線が接近したのか雨は一晩中降り続き、今日は雨中の行動を覚悟しなければ槍には届かない。
外気温は10度だから風の強さ次第では低体温症に注意が必要で、エスケープルートは千丈乗越から下る飛騨沢のみとなる。

部屋で雨具を装着して出発だ。
c0219866_1055359.jpg

すぐに追いついてきた若者6名に先を譲り、カモシカ隊はゆっくりしたペースで樅沢岳2755mに到着する。
c0219866_10561352.jpg

今日は写真を諦めていたけれど、綺麗なウスユキソウがあるので撮らなければ。
c0219866_1056471.jpg

時間雨量は1~2ミリ程度だし風も弱く歩きにくいことはない。
c0219866_10571891.jpg

西鎌尾根の前半は千丈沢側を歩くことが多く、道も整備されているし風下側に当たるので快適だ。
c0219866_10574956.jpg

なんにも見えない今日の天気は残念だが、やがて中間地点となる左俣乗越だ。
c0219866_1102963.jpg

乗越を過ぎると風上の左俣側を歩くことが多くなり、南から吹き付ける風が強くなってくる。

風の当たらない千丈沢側トラバースで休憩し、水分とエネルギー補給に勤めよう。
ここから先は吹きさらしが予想され、寒さを感じるのであればウェアを一枚着込んだほうがよいですよ。
c0219866_1112074.jpg

左俣側にはクサリが数箇所に設置されていて、ルート上には浮石が多くて注意が必要だ。
c0219866_112857.jpg

唯一のエスケープルートである千丈乗越からは風が強さを増してくる。
c0219866_1123946.jpg

槍ヶ岳山荘までの標高差は350mあり、1時間余りの登りで風を避ける場所はないと思われる。
もうカメラを出すのは諦めたほうがよさそうだ。

7時に出発したという北穂高小屋嬢たち二人が追い越してゆく。
立ち話をするとキレット越えはやめてヒュッテ大槍に泊まるらしい。

ただ黙々と高度を上げてゆくと1時間で槍ヶ岳山荘に到着する。
c0219866_1133657.jpg

槍の穂先はガスに隠れたままで残念だ。
c0219866_1142076.jpg

この天候で槍の穂先に向かうのは一部の人だけで、ほとんどの登山者は明日の朝に期待しているようだ。
視界ゼロの中を登ることは危険な行為である。
なぜなら山頂は強風が吹いていることは必至だし、落石が起きても確認不可能だからである。

乾燥室は乾し物でいっぱいになっている。
c0219866_1154532.jpg

明日は風があってもガスが晴れていれば穂先に登りますから、今日は諦めて明朝の天気に期待して乾杯しよう。
c0219866_116328.jpg

c0219866_118538.jpg

今日の雨は前線によるものであり、気温も低くて寒冷地仕様のゴリラでも身体は冷えました。
c0219866_1192845.jpg


8月22日(土)天候:雨
槍ヶ岳山荘6:05・・・6:15飛騨乗越・・・7:05千丈乗越分岐・・・8:35槍平小屋9:20・・・10:05滝谷出合・・・11:40白出沢出合・・・12:35穂高平13:00・・・14:00新穂高温泉

昨夜も雨は止むことなく降り続いていた。
4時には下山する人も多く、聞いてみると「この天気じゃ穂先は危なくて登れません」とか「昨日登ってきた槍沢を下ります」であった。

山荘前で写真を撮り下山を開始する。
c0219866_12312035.jpg

飛騨乗越に向かって下ってゆくと10mの風が吹いている。
c0219866_1232811.jpg

そろそろイワツメグサも終盤になってきた。
c0219866_12323768.jpg

ガスは濃く視界はないが標高2800mあたりまで下れば風は弱くなってくる。
c0219866_12332781.jpg

c0219866_1233431.jpg

トリカブトの群生地を通過すると飛騨沢の傾斜は緩くなり、やがて救急箱が置かれた標高2550mの千丈乗越分岐だ。
c0219866_12342661.jpg

c0219866_12343968.jpg

サンカヨウ
c0219866_12353728.jpg

笠ヶ岳を正面にする飛騨沢だが山の展望はなく、ベニバナイチゴを口にしながら下っていく。
c0219866_12384212.jpg

槍平小屋で食べるのは3週間前と同じとんこつラーメン。
c0219866_12393265.jpg

時間雨量が多いと増水して渡渉できなくなる南沢。
c0219866_124036.jpg

晴れていれば眺められる北穂高岳のドーム岩壁だが、出合から見上げる滝谷はガスに煙っている。
c0219866_12403420.jpg

増水した滝谷を無理に渡渉しようとして失敗し、流されて3人が遭難死したのは1年前のことである。
c0219866_1241617.jpg

c0219866_12412043.jpg

冬期の雪崩に要注意のチビ谷も増水すれば危険な場所である。
c0219866_12415083.jpg

白出沢まで下れば林道が待っていて、転んでも怪我をする心配はないから安心だ。
c0219866_12422036.jpg

穂高平でかき氷や冷えたトマトを口にして一休み。
c0219866_1243916.jpg

新穂高から見上げる笠ヶ岳は厚い雲に覆われている。
c0219866_12434043.jpg

ひらゆの森で5日分の汗を流したあと、遅い昼食をすませて徳島に帰りました。
c0219866_1244920.jpg

槍ヶ岳の穂先に立つことは叶いませんでしたが、予定のコースを歩くことができ良かったと思います。
参加していただいた皆さんお疲れさまでした。

来夏の案として燕岳~東鎌尾根~槍ヶ岳~西鎌尾根~鏡平山荘(4泊5日)はいかがでしょうか。
槍ヶ岳から穂高連峰の姿が鏡池に映ります。

by nakatuminesan | 2015-08-23 14:42 | 山行報告(中級) | Comments(0)

ブロッケン現象   

2015年 08月 17日

簡単に言えば虹のようなもので、見る人の影の周りに光の輪ができる現象。
c0219866_13595263.jpg

詳しいことは知らないが光が波長ごとに分割され、内側が青く外側が赤に見え自分の姿は真ん中にある。

霧と太陽が揃えば四国の山でも起き、朝夕に見る機会の多いことで知られている。
名前“Brocken”の由来となったのはドイツにあるハルツ山脈の最高峰ブロッケン山1142m。

ブロッケン現象を見たときはラッキーな気分になるもので、大騒ぎになることもありカメラに収めない人はいないほど。

先日の西穂高岳から槍ヶ岳縦走でも7時半ごろ、涸沢槍の下りで滝谷側にブロッケン現象を見た。
c0219866_1414253.jpg
c0219866_1415884.jpg

2年前の南アルプス荒川中岳では夕方になりブロッケン現象が起きた。
c0219866_1434896.jpg

当たり前のことだが手を振ると影も手を振るのが面白かった。
c0219866_1441894.jpg
c0219866_1442868.jpg

ブロッケン現象は太陽がないと起きない現象なので、晴れ間をもたらす天気の守り神だと思っている。

by nakatuminesan | 2015-08-17 14:06 | 山のあれこれ | Comments(0)