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日本の氷河   

2013年 03月 31日

北アルプスにある剱岳西面の池ノ谷右俣雪渓が、日本で4番目の氷河である可能性が高いと発表された。
2009年から調査を続けてきた立山カルデラ砂防博物館(富山県立山町)が29日に発表したものだ。
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これまでに認定されている氷河は、立山連峰の雄山東面の御前沢雪渓、剱岳北方稜線東側の三ノ窓雪渓と小窓雪渓の三つの氷体だった。
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かつて日本に氷河は存在しないとされていたが、2012年6月に日本雪氷学会が「御前沢氷河」「三ノ窓氷河」「小窓氷河」と命名した。
これによりカムチャツカ半島とされていた極東の氷河の南限は日本の富山県・立山連峰となった。

氷河とは「重力によって長期間にわたり連続して流動する雪氷体(雪と氷の大きな塊)」(日本雪氷学会編「雪と氷の辞典」2005 年)と定義され、厚い氷体を持つこと、氷体が 流動していることを条件としている。
スケールでは比べものにならない日本の氷河だが、後立山の鹿島槍ヶ岳北東にはカクネ里雪渓があり、日本で5番目の氷河となる可能性がないか興味が湧いてきた。

またしても古い話になるが、現役三年目の夏山合宿が剱岳で行われた。
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チンネや八ッ峰で岩登りをするため、取り付きに近い三ノ窓をBCにした。
そのときのアプローチが今回氷河の可能性が高い池ノ谷だった。
急峻な早月尾根と小窓尾根に挟まれた池ノ谷は雪渓が続き、昔から落石の危険が多い険悪な谷として知られていた。
池ノ谷は標高1900m付近で右俣と左俣に分かれ、剣本峰へ突き上げる右俣を見送り三ノ窓へは左俣を登り詰める。
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三ノ窓氷河の氷体は長さ1200メートルといわれる。
池ノ谷右俣雪渓で見つかった氷体は全長約200mだそうだ。
地形図を見る限り三ノ窓雪渓よりも池ノ谷雪渓のほうが長い。

三ノ窓雪渓
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今後の調査で左俣でも氷体が見つかれば、右俣と合わせて日本最長の氷河の可能性がないかと勝手に楽しんでいる。

いま思い出しても三ノ窓で送った仲間たちとの生活は楽しく、富山平野に浮かぶ雲海や輝く夜景が懐かしい。
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by nakatuminesan | 2013-03-31 17:21 | 山のあれこれ | Comments(0)

2013.3.30剣ノ山~奥粟山~天狗岳   

2013年 03月 31日

どこから眺めても剣ノ山(けんのやま)に相応しい山容はしていない。
昔からイバラの多い山という印象ぐらいしかなく、その意味ではまさにイバラの剣の山。

藪くさい東尾根の末端から取り付く
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四駆登りも交える急な登りを30分ほどで平坦地となり、咲き始めたタムシバの向こうに天狗岳が見えている。
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再び急な箇所も出てくるが、植林された尾根は歩きやすい。
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自然林と藪が現れると剣ノ山に着く
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愛媛との県境稜線は昔からイバラ道のままで、自然林の愛媛側を下るほうが楽だ。
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P920を越えると枯れたスズタケ道となり、この数年で山の感じが大きく変わってしまった。
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花を咲かせたクロモジ
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小さなコブを下ると825mの鞍部となり、この峠を山王越と呼ぶとKさんから教えられる。
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うす曇りだった空は青くなり、日当たり良好でスミレも咲いている。
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標高点874mの南面には作業道が延びていて、稜線に乗ると塩塚峰が目の前になる。
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愛媛県側は大規模な伐採地跡が広がる
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伐採地につきものといえばタラノキで、一日かけても採りつくせないほどある。
収穫時期は二週間後か?
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伐採後はイバラが増えて歩きづらく、油断すると素手では血みどろになる。
以前は福寿草も咲いていた県境稜線なのに今はなく、大きな赤松は伐採の対象から外れている。
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急登を終えると965mピークに着き、3年前にあった奥粟山の標識を探すが見つからない。
塩塚峰への分岐でイバラは終り、春の日差しを浴びながら昼食とする。
Nさんは元本格的山屋であり、冬山合宿を前にした11月の荷揚げや、BCを設営した大遠見からの本チャン山頂アタックなど、若いときの冬期五竜岳を語ってくれた。

自然林にブナを見るようになると1055mピークは近い
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P1055mからは進む方向を南に変え、正面には三角の天狗岳が大きくなってくる。
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熟年精鋭隊~!
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石鎚神社の祠の後方中央が剣ノ山で、その右奥は奥工石山。
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福寿草は咲いていた
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植林帯を急降下
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2.5万分地形図に建物記号はあるが、生活用具が散乱しているだけだ。
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白川谷にはタムシバがたくさん咲き始めていました。
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この周回は4度目ですが年々イバラがひどくなり、何年かすると歩行困難となりそうです。
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天候:晴れ
東尾根末端(600m)8:30・・・9:00東尾根775m・・・9:55剣ノ山10:05・・・10:30P920m・・・10:50コル825m・・・11:30奥粟山(965m)・・・12:05県境分岐(1015m)12:30・・・12:45P1055m・・・13:00天狗岳13:10・・・13:25南尾根950m・・・14:10林道・・・14:25東尾根末端(600m)

by nakatuminesan | 2013-03-31 09:37 | 山行報告(中級) | Comments(0)

4月の計画(1)   

2013年 03月 29日

4月4日(木)・・・寒峰(中級 行動5時間)集合:文化の森6時

★この季節の寒峰といえば福寿草がお目当てです。
下の群生地ではほぼ終盤ですが、標高の高い上の群生地が見ごろを迎えます。

笹に覆われた山頂からは360度の展望が広がり、矢筈山や烏帽子山をはじめ三嶺から天狗塚など祖谷山系のみならず、天候がよければ遠く石鎚山方面までの眺めが得られます。
TEL:090-7782-6031
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by nakatuminesan | 2013-03-29 17:14 | 募集企画 | Comments(0)

季節は一歩前へ   

2013年 03月 28日

昨日は冷たい雨の降る肌寒い一日で、もう一度ストーブを出そうかと思ったほどでした。
それにしても今年の冬は山の雪も少なく、短い雪山シーズンだったと思います。

今日は曇り空ですが気温が上がり、散歩に出ても寒さを感じませんでした。
はやくも眉山の桜が満開らしく、田んぼの畦には春の小花が見られる季節になりました。
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スミレはすこし前から見かけますが、レンゲが咲き始めていました。
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ちょっと山へ入るとツツジが咲き、この春初めてのタラノメが採れました。
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鉢植えのカイドウザクラも花が開きそうです
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by nakatuminesan | 2013-03-28 17:13 | 四季 | Comments(0)

2013.3.26 寒峰   

2013年 03月 27日

今月3度目の寒峰を27日に予定していたが、雨予報のため26日に変更した。

祖谷トンネル手前からは野鹿池山や国見山が白く見える。
それなら寒峰もと期待したいが、新雪と霧氷には間に合いそうにない今日の青空だ。

山に入ると新雪がうっすらあり、雪割り福寿草に期待が膨らむ。
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ネコノメソウ
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花芽をつけたヤマシャクヤク
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第1群生地は最も花数の多いころになり、平日とはいえ多くの登山者で賑わっている。
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トラバースから尾根の急登を終えると新雪を踏むようになる
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越冬した雪は消えかかっている
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第2群生地は3日前とは違ってたくさん開花し、ヤマシャクヤクも芽を出している。
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コル1455mからは山頂が見えている
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標高1480mにある幹周3m超の大ブナ
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山頂からは360度の展望が広がり、嬉しいことに霧氷が融けずに残っている。
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中津山と国見山
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昨日登った日ノ丸山と腕山
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烏帽子山方面
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矢筈山方面
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剣山方面
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三嶺~西熊山~天狗塚
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山頂を振り返る
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天狗塚を正面に眺めながら南東尾根を下る
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林道にはフキノトウがいっぱい
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桜とおなじように福寿草の開花も10日ぐらい昨年よりも早い今年の春です。

天候:快晴
林道日和茶坂瀬線登山口9:10・・・9:35福寿草第1群生地9:50・・・10:30栗枝渡(P1415.1)・・・10:50福寿草第2群生地・・・11:00コル1455m・・・11:35寒峰12:15・・・南東尾根・・・13:00P1279m・・・13:15分岐P1230m・・・13:45林道・・・13:50寒峰橋・・・13:55林道分岐・・・14:05林道日和茶坂瀬線登山口

by nakatuminesan | 2013-03-27 09:07 | 山行報告(中級) | Comments(0)

2013.3.25 日ノ丸山&腕山   

2013年 03月 25日

日ノ丸山は東側からは何度か登っていますが、今日は初めて南西の尾根から登りました。
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林道には立派な標識がある
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作業道に入ると一帯はカラマツ林となっていて、尾根を右に見て10分近く進むと終点になる。
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あとはプラ杭がある尾根を辿るだけ
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本物の日の丸がある山頂には30分とかからない
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往復55分で下山してから腕山へ向かいます。

20日が最終営業日だった井川スキー場腕山には誰もいない
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2月にも登った腕山だが、時間があるのでついでに登ることにする。
ガスの腕山山頂は明るいが、しばらく待っても晴れる気配なし。
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腕山は登り40分下り30分で終り、車内で昼ごはんを食べているとガスが晴れる。
わざわざスキー板を積んできたのは、今シーズン最後のひと滑りと思ったから。
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スキーをかついでゲレンデトップまで登り、あいにくの曇り空でシュプールがはっきり見えませんが、下手くそゴリラが描いたウェーデルンです。
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最後はパラレルターンだが、これもシュプールがよく分からない。
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昨年3月29日のような好天を期待しましたが、今日は弱い冬型のためかまたしてもガスがかかり、面白くないので1本滑っただけで帰りました。

スキー場でフキノトウがたくさん採れました
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by nakatuminesan | 2013-03-25 17:11 | 山を歩いてきました | Comments(0)

3月の計画(9)   

2013年 03月 24日

3月31日(日)・・・川井峠のしだれ桜と東宮山(初級 行動3時間)集合:文化の森8時
★しだれ桜の開花は昨年に比べ2週間以上早く、大北地区から川井峠にかけて見ごろと予想しています。
窟大師堂から天行山を経由して東宮山に登ります。
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by nakatuminesan | 2013-03-24 18:12 | 募集企画 | Comments(0)

3月の計画(8)   

2013年 03月 24日

3月30日(土)・・・剣ノ山~奥粟山~天狗岳周回(中級 行動6時間)
集合:文化の森6時

★歩く人の少ない県西部のマイナーピーク三座を周回します。
縦走路からは北に塩塚峰を、南方向には野鹿池山や黒滝山が望めます。
天狗岳には石鎚神社の祠があり、剣ノ山や三傍示山方面の展望が開けます。
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by nakatuminesan | 2013-03-24 18:03 | 募集企画 | Comments(0)

2013.3.23 寒峰   

2013年 03月 24日

この季節の寒峰といえば福寿草で、県内外からの多くの登山者で賑わっていました。

登山口に咲くタチツボスミレ
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第1群生地に着いたものの、曇り空で日差しがないのでしぼんでいる。
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午後になれば晴れると信じ帰りのお楽しみとする。

トラバースから尾根の急登を終え、栗枝渡と書かれた標識のある1415.1mピークに立つ。
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今年は小雪だったが雪は残っている
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10日は一面真っ白だった1518mピークの東斜面に雪はない
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第2群生地の福寿草は芽が出たばかりのものが多く、曇りということもあり開花しているのは少ない。
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コル1455mから山頂は見えない
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標高1490m付近に立つブナは枝振りがよく、霧氷を付けると見事な姿に変身する。
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雲の切れ間から山頂手前の肩が見えるようになる
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前日の夜は少し雪が降ったようだ
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山頂に到着
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到着と同時に日が射しだし、風も弱くて展望も開けだす。
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左から烏帽子山~前烏帽子山~落合山
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霞んでいるが中央が剣山~次郎笈
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三嶺~西熊山と見えるが天狗塚は雲の中
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朝よりは少し開いた第2群生地の福寿草
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天狗塚が見えるようになる
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期待のとうり開いていたので良かったです♪
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10日に比べると花数は多く、最近になり雪が融けた場所では芽が出たばかり。
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ヤマシャクヤクも新芽を出している
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サガリハゲ山~滝下の天狗塚
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三嶺~西熊山~天狗塚
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今日のように多くの登山者を見た寒峰は初めてで、みなさん福寿草目当てで知った顔も多く、50人以上は登ったのではないでしょうか。

下の第1群生地は今月いっぱい楽しめ、上の第2群生地の花数が多くなるのは4月上旬と思われます。

天候:曇りのち晴れ
林道日和茶坂瀬線登山口9:05・・・9:35福寿草第1群生地9:45・・・10:35栗枝渡(P1415.1)10:45・・・11:05福寿草第2群生地・・・11:15コル1455m・・・11:50寒峰12:30・・・12:55コル1455m・・・13:00福寿草第2群生地・・・13:10栗枝渡(P1415.1)・・・13:40福寿草第1群生地14:05・・・14:25林道日和茶坂瀬線登山口

by nakatuminesan | 2013-03-24 10:27 | 山行報告(中級) | Comments(0)

山小屋はいま   

2013年 03月 22日

ほとんど雪が消えてしまった四国の山だが、信州方面の山は今が最も積雪量の多いころ。
西穂山荘や赤岳鉱泉などの一部を除き、山小屋は秋からの長い越冬が続いている。

いまは立山黒部アルペンルートがゴールデンウィーク前の全線開通に向け除雪中である。

これは30年あまり昔になる3月の弥陀ヶ原ホテル(右)と立山荘で、当時は除雪開始が遅く室堂まで静かな山を楽しめた。
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5mを超える雪に埋まる室堂山荘
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あと一ヶ月余りでゴールデンウィークとなり、人気の山や小屋には人が押し寄せる。
穂高にある涸沢の小屋は営業が始まり、雪の上にはテント村が出現するだけでなく、奥穂高岳直下の穂高岳山荘も営業開始する。
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今日のような澄んだ青空を見ていると、久しぶりに雪の穂高へ行きたくなってしまいます。

by nakatuminesan | 2013-03-22 12:33 | 山のあれこれ | Comments(0)