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雪洞山行   

2011年 06月 30日

今日はちょっとした雷雨があったが涼しくはならず、蒸し暑い散歩中は雪洞のことを考えていた。

今では積極的に雪洞を利用する山の計画を聞かなくなった。
テントをはじめとする装備の軽量化や、長期の冬山を計画することが減ったからだろう。

しかし昔は違った。
ずいぶん古い話になってしまうが、戦前から活動していた人びとは、国破れて山河ありと、岩と雪を求めて再び山に帰った。
物資困窮の中、慶応・早稲田・明治など全国の主要大学山岳部が相次いで活動を開始。
社会人山岳会も精鋭たちが岩壁に雪山に、初登攀や冬季初登の熾烈な闘争心を燃やす。

当時の装備は重いために軽量化を重視し、雪洞を利用した長期の山行が多く実践された。
なかでも関西登高会が行った1947年の、剣岳から槍ヶ岳積雪期縦走は見事である。
早月尾根から6名が剣岳に登頂したのは3月31日。
一ノ越からは4名が槍を目指す。
4月6日に薬師岳を越え、9日には槍に立っている。

全行程スキーを駆使し雪洞泊で駆け抜けた大縦走である。
現代の装備と強力メンバーが揃えばそう難しくはないが、戦後の乏しい食糧と装備を思い量れば驚くべき快挙であった。

早月尾根
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薬師岳付近
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槍を目前に西鎌尾根を行く
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その記録から30年後、雪洞による立山から槍ヶ岳までの単独スキー縦走は、不安はあったが自信に満ちた計画のはずだった。
なのに立山から槍に向かって踏み出せず、それも2年続けての見事な敗退。
理由を考えるとき・・・季節が3月だったからか、単独による不安からだったのか・・・

あれから後、雪洞泊は何度もあるが、2週間を超える山行はない。

by nakatuminesan | 2011-06-30 17:56 | 昔むかし | Comments(0)

北沢峠のオバケ   

2011年 06月 29日

世には奇談・怪談があるもので、山においても少なからずあるようだ。

大学1年秋の南アルプスでの体験談。
同期4人で鳳凰三山から甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳を経由して、新雪がきた白峰三山まで縦走した。

地蔵岳からの白峰三山
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鳳凰三山、甲斐駒ヶ岳と登り、北沢峠でビバークした夜のこと。
時期からして小屋が営業していたか記憶にないが、貧乏学生はビバークするか無人小屋にしか泊まれない。
ビバーク地に選んだのは現在の北沢長衛小屋のあたりだった。
北沢峠には昔からオバケが出ると先輩から聞かされていた。

季節からして夜の訪れは早く、粗末な夕食を終えるころには暗くなり、各自ツェルトは張らずに被って星空天井とする。
しばらくすると人が歩く足音が聞える。
足音を聞いたのは4人とも同時。
起き上がって耳を澄ますと足音は消え、まるでこちらを窺っているかのよう。

横になってしばらくすると再び足音が。
大きな音ではないが、距離はそう遠くないはずだし、それも一人のようだ。
まさかこんな時間に歩く人がいるだろうか・・・?
先輩から聞いていた「北沢峠のオバケ」に違いない。
みんな怖かったが一人ではないからか、お互いの顔をヘッドランプで照らしてふざけあったりした。
それからというもの身を寄せ合って寝た。

翌日になっても昨夜の話題は続き、「あれは絶対オバケだ、いや人間だ、クマだ」と仙丈ヶ岳を越えても終わらない。

仙丈ヶ岳からの甲斐駒ヶ岳
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今では仙塩尾根と呼ばれる馬鹿尾根を歩き、野呂川上流にある無人の両俣小屋に泊まった。
この夜も出れば「両俣小屋のオバケ」だと期待したが、野呂川の流れが聞えるだけだった。

仙塩尾根からの北岳
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今のような南アルプス林道はなく、3000m峰に囲まれた自然林豊かな谷間の北沢峠。
そこには“オバケ”がいたものと信じている。

by nakatuminesan | 2011-06-29 18:44 | 山のあれこれ | Comments(0)

2011.6.28 樫戸丸   

2011年 06月 28日

年ごとに飾りつけが派手になっていくような気がする神山の七夕を眺めながら走る。
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ファガスの森を過ぎるとシカの出迎えがある。
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風の広場にはヤマボウシが咲き誇っていて、その向こうに平家平が眺められる。
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稜線の道はブナなどの自然林からなり、ほとんどが陰なので暑さは感じないで歩ける。
ナツツバキ
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エゴノキの花が咲き始めている。
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ヤブウツギは満開となっている。
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今日のお目当てオオヤマレンゲ。
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バイケイソウが咲く山頂に到着。後方は高城山。
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剣山と一ノ森が正面に見える山頂は我々だけとあり、やはり平日の山はいい。
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登るときには気がつかなかったが、シモツケソウも咲き始めている。
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今日は青空が広がったので、高城山のブナをはじめ新緑が色濃く映った。
ファガスの森の温度計は20度を指していて、やはり山は涼しいと実感する季節となりました。

天候:晴れ
風の広場9:55・・・10:45P1495m・・・11:25樫戸丸12:10・・・12:35P1495m・・・13:05風の広場

by nakatuminesan | 2011-06-28 17:21 | 山行報告(初級) | Comments(0)

久しぶりの晴れ間   

2011年 06月 27日

台風5号や梅雨前線の影響で、昨日は県内でも強い雨が降りました。
今日も雲がかかる山間部を中心に降っているようですが、平野部では青空が見えるようになりました。
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梅雨前線は東北地方にあるので、このまま太平洋高気圧が強まれば・・・と梅雨明けを期待してしまいます。

今年の沖縄地方は4月30日に梅雨入りし、6月9日に観測史上最も早く梅雨明けしました。
近年では全国的に2008年の梅雨明けが早く、沖縄地方は6月17日に、四国は7月4日に梅雨明けが発表されています。
四国にかかっている雨雲は今夜のうちに通り抜け、明日から夏空が広がりそうな予報となってます。


毎年のことながら、触れると激しい痛みを伴う「イラガ」が発生し始めました。
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今日見つけたのは体長2~3ミリですが、サンデッキに糞が落ちるころには、今の何倍にもなった数百匹がいることになります。
嫌われ者が登場することで、夏本番がすぐそこなんでしょうね。

by nakatuminesan | 2011-06-27 17:33 | 四季 | Comments(0)

「幻の山、カカボラジ」   

2011年 06月 26日

尾崎 隆著 山と渓谷社 1997年7月発行
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東南アジアの最高峰カカボラジ5881mはミャンマーにあり、1990年代前半まで幻の処女峰と呼ばれていた。
山の写真すら公表されないという、資料皆無に等しい未踏峰に初登頂の冒険手記である。

1996年7月、ミャンマー人のナンマ-・ジャンセンを伴い、1ヶ月近くのキャラバンを開始。
ジャングルではヒル、ブヨ、マラリア蚊の攻撃を受ける。
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8月20日に3900mのベースキャンプに到着し、翌日からルート工作を開始する。

氷河のスノーブリッジを渡る
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雪稜の登行
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C1(4300m)、C2(5100m)、C3(5400m)とルートを延ばし、9月15日には登頂に成功した。

山頂へ続く稜線5200mからのカカボラジ(左)
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前年には家族でBCまで入山しているが、危険が多すぎて敗退している。

1985年のアイランド・ピーク山行での、1歳の息子を連れた著者の行動に対しては、賛否両論が巻き起こりマスコミを賑わせた。
1980年春のチョモランマ北壁初登攀で世に知られる登山家となり、カカボラジ初登頂で第1回植村直己冒険賞を受賞した。

つい最近の5月12日午後、チョモランマ山頂近くで死亡したのは高山病が原因とみられている。

by nakatuminesan | 2011-06-26 17:31 | | Comments(0)

荒沢岳1969m   

2011年 06月 25日

日本百名山には関心がないので、その半分ぐらいしか登っていない。
若いころから好みの山域は信州方面にあったし、今でもその傾向は変わっていないから。

もちろん二百名山にも無関心なので、五分の一ほどの山にしか登っていないはず。
その二百名山のなかでも、いつかは行ってみたいと考えている山がいくつかある。
そのなかで是非とも登ってみたい山に荒沢岳がある。
地形図を見たとたん、面白そうだし秋の紅葉に期待できる山だと思った。
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標高こそ2000mに満たないが、北面には急峻な尾根と食い込む谷が多数あるからだ。

登るからには山頂の往復だけではつまらない。
兎岳と中ノ岳へ続く稜線を越後駒ヶ岳まで縦走すれば、充実した山行きとなるに違いない。

豪雪で知られる新潟県魚沼市にあるために、厳冬期の登山はとても考えられない。
紅葉が見事であろう10月10日過ぎか、残雪の5月が適していると勝手に考えている。
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by nakatuminesan | 2011-06-25 18:08 | 日本の山 | Comments(0)

7月の計画(1)   

2011年 06月 25日

① 7月1日(金)・・・高ノ瀬(中級 行動6時間)集合5時
★オオヤマレンゲの群落があります。
スーパー林道からのアプローチには難があるので、奥祖谷二重かずら橋を基点とします。
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② 7月2日(土)・・・高ノ河山~西又山~甚吉森縦走(中級 行動8時間)集合5時
★マイナールート縦走です。
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by nakatuminesan | 2011-06-25 06:51 | Comments(0)

暑さが本格化   

2011年 06月 24日

入梅してから雨の日が多く、今年は梅雨らしい天気が続いていました。
気温は平年よりも低いように感じていましたが、昨日から急に真夏の暑さがやってきました。

雑草園の猫の額ほどのスペースに野菜を植えています。
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ゴーヤも花を咲かせる毎日となりました。
この暑さでトムも元気がありません。
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by nakatuminesan | 2011-06-24 18:10 | 四季 | Comments(0)

2011.6.23 塔ノ丸   

2011年 06月 23日

今日こそは雨に降られないはず。
黒笠山や津志嶽などは姿を見せていましたが、剣山から三嶺などの稜線はガスに隠れたままでした。
山頂が近づくと青空が広がったので期待しましたが、雲に覆われてしまったのはやはり梅雨。
風がすこしあったからか半袖では寒いぐらいで、下界の気温が34度とは信じられないような山の天気でした。
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山の主?
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コナスビ
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ドウダンツツジ
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咲きだしたアザミ
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ツマトリソウ
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コメツツジが咲き始めている
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天候:曇り
夫婦池10:00・・・10:40稜線1525m・・・11:30P1682m・・・11:40北東コル・・・11:55塔ノ丸12:05・・・12:15北東コル12:55・・・13:05P1682m・・・13:45稜線1525m・・・14:35夫婦池

by nakatuminesan | 2011-06-23 18:20 | 山行報告(初級) | Comments(0)

はやくも猛暑日   

2011年 06月 22日

晴れ間が広がった関東など各地で、今年初めてとなる35度以上の猛暑日となりました。
徳島県内は日射がないので30度がやっとでしたが、湿度があるので少し動いただけで汗をかいてしまいます。

一ヶ月前から雨の日が多いので、山は中止や延期が続いていました。
山がない日はそれなりに雑用があるのですが、運動不足解消のため散歩に出かけると、この季節の花や果樹の実が見られます。
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たんぼにオタマジャクシはたくさんいますが、ザリガニやドジョウを見なくなって久しいですね。
たんぼを見回りのおばさんの話では、水路が石垣のころは鰻もいたそうです。
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白いアザミを見かけました。
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by nakatuminesan | 2011-06-22 18:33 | 四季 | Comments(0)