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大崩壊   

2010年 09月 30日

徳島は崩壊による災害の多い豪雨の県である。
1892(明治25年)に起きた高磯山(611m)の大崩壊は歴史上まれなものである。

同年7月25日、高知市に上陸した台風に伴う雨で徳島県では激しい雨が降った。
同日正午前、高磯山北斜面の地割れを村人が発見する。
大声で山麓の荒谷および対岸の春森の両集落へ伝えた。
大音響とともに山全体が崩壊し、二つの集落の十数戸、60余名を埋没した。

約400万立方メートルの崩土は70m余りの高さの天然ダムとなって那賀川を堰き止めた。
下流側では洪水の水位が急速に低下する一方、上流側は泥の湖となった。
上流約5キロの平谷集落を水没させたため、家が浮いて流れないよう松の木に繋いだという話が残っている。

この後の防災体制が実に見事である。
天然のダムが決壊すると、下流域で洪水による大災害が発生する。
この災害を防止するため、鉄砲隊などあらゆる鳴りもので知らせる手筈が整えられた。

27日午後決壊が始まり、洪水は怒濤となって下流に押し寄せた。
河床からの洪水の水位は小浜で31m、和食で16mであった。

3名の死者は避難勧告を無視した人と伝えられ、洪水の規模からすれば被害は極めて少ないと考えられる。
現在は防災設備と防災体制が整備されたが、住民の避難への意識は逆に低下しているように思える。

高磯山は長安口貯水池の南岸にある。
最近になりトンネルができたため、旧道を走らないと見ることはできない。
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参考文献:寺戸恒夫著「徳島の地理」

by nakatuminesan | 2010-09-30 09:33 | 昔むかし | Comments(0)

10月前半の計画   

2010年 09月 29日

① 10月9日(土)・・・青ノ塔~ボタモチ山~山姥岳周回(中級 行動8時間) 集合:文化の森5時
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② 10月10日(日)・・・三嶺(中級 行動6時間) 集合:文化の森6時
コメツツジがすこし色づき始めました。
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by nakatuminesan | 2010-09-29 18:30 | Comments(0)

仙丈ヶ岳3033m   

2010年 09月 29日

南西に大仙ヶ岳(2975m)、北東に小仙ヶ岳(2855m)の小ピークを従える山容は堂々としている。
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9座ある南アルプスの3000m峰のなかで最も北にある。
北側に藪沢カール、東側に小仙丈カール、南側に大仙丈カールと三つのカールが形成されていることでも知られている。
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山容は比較的穏やかで、カールを中心に見られる高山植物の豊富な山としても知られていて、“南アルプスの女王”と呼ばれる。
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中央道の飯田や松川付近では仙丈ヶ岳を前方にしながら走行できる。
南アルプスでは奥深い山であったが、1980(昭和55年)に南アルプススーパー林道が開通して大きく変化した。
北沢峠 (標高2032m)まで山梨側と長野側からバスが運行しており、甲斐駒ヶ岳とセットで登る人が多い。

仙丈ヶ岳からの北岳(左)と間ノ岳
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厳冬期としては初めて登った3000m峰である。
大学1年の冬山合宿だった。
鳳凰三山から白峰三山までの縦走隊のサポート隊として北沢峠に入った。
当時は軽量化など考えなかったから、キスリングザックは65キロにもなり、赤河原から北沢峠までは2回に分けて荷揚げをした。
北岳へ向う先輩たちを山頂で見送った。
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by nakatuminesan | 2010-09-29 10:23 | 日本の山 | Comments(0)

ソロクライム   

2010年 09月 28日

昭和24年1月、26歳の若さで槍ヶ岳北鎌尾根に散った松濤 明(まつなみ あきら、1922(大正11年)~1949(昭和24年))はどちらかといえば、尾根屋ではなく壁屋タイプだったようだ。
当時、学生登山者と社会人山岳会の間には大きな溝があったが、昭和13年7月に学生でありながら登歩渓流会に入会を許された。
会員との山行も多かったが単独による登攀記録も多数ある。

『風雪のビバーク』の「穂高生活」によると、昭和13年8月に北尾根三峰フェース、ジャンダルム飛騨尾根、滝谷の第二尾根・第三尾根・第四尾根などを単独で登っている。
それも16歳という年齢を考えると驚くしかない。

第四尾根は私も遠い昔に登ったが、もちろんザイルパートナーはいた。
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松濤の記録によれば・・・「第四尾根はさすがに相当なものだった。ツルムの登りのカンテはホールド少なく、かつ両側がどんと落ちているので緊張した。(中略)稜線に出た時は嬉しかった」とあり、しかも小雨の中を登っているのだから驚く技量と度胸である。

8月の槍~穂高で滝谷出合から滝谷を見上げた。
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稜線から眺めたいと思ったが、あいにくのガスでかなわなかった。

by nakatuminesan | 2010-09-28 13:14 | 昔むかし | Comments(0)

2010.9.25天狗峠~西熊山   

2010年 09月 26日

完全に秋の空気に入れ替わった。
3日前までの暑さはなんだったのだろうか。
ほとんど汗が出ないほど涼しく、快適に登れるのが不思議なぐらいだ。
上空の雲は切れ、青空が広がりだす。
マユミ
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天狗峠は北風が強くて立っていられない。
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ヤマラッキョウ
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西熊山と三嶺
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お亀岩避難小屋の温度計は10度を指している。
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紅葉が始まったツツジと白髪山
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ツリガネニンジン
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ウメバチソウ
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すこし色づき始めたコメツツジ
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西熊山ではガスとなり展望はなくなってしまった。
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林道に咲くアケボノソウ
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今日は秋を感じるだろうと思っていたが、想像以上に寒い天候となった。
帰宅して富士山の初冠雪を知った。

天候:曇り午前中晴れ間
登山口7:45・・・8:40P1476m・・・9:45天狗峠10:00・・・10:35お亀岩避難小屋
11:15・・・11:45西熊山12:00・・・13:10北尾根1350m・・・13:45ふるさと林道・・・
14:05登山口

by nakatuminesan | 2010-09-26 09:20 | 山行報告(中級) | Comments(0)

大学山岳部   

2010年 09月 24日

全国どこの大学山岳部も部員の減少に悩んでいるそうだ。
学生数の減少だけが理由ではなく、訓練や厳しさが求められる山岳部より、個人で登りたいという学生が多いと想像できる。
また指導できる先輩やOBが減り、登山技術の伝承が難しくなっている。

私が現役のころは部員数も多く、鬼のような先輩がたくさんいたものだ。
強くなって技術を身に付け、厳しい山に登りたい一心で先輩の教えを有難く感じた。
突然「今日はビバーク訓練をする!」とのリーダーの一声で行われたビバークもあった。
安全なビバーク地点の選び方を教わり、耐寒ビバークは11月の富士山で行われた。
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今年の夏は沢の事故や遭難が相次いで起きた。
8月の北海道日高山系で鉄砲水に流され、4人中3人が犠牲になった東京理科大ワンダーフォーゲル部の遭難は記憶に新しい。
4人がビバーク地点に選んだのは、増水の危険が高い沢沿いで、現場に着いたのも日没後だった。
ビバーク場所も到着時刻も「掟破り」であった。
技術や経験の継承が難しいと、山岳部やワンゲルの衰退が危惧される。

by nakatuminesan | 2010-09-24 15:35 | 山のあれこれ | Comments(0)

北アルプスで初氷   

2010年 09月 24日

北アルプスの山小屋から初氷の便りが届きました。
やっとという感じで、例年より2週間も遅い観測となっています。
地面は冷たい空気がたまるので、温度計が0℃にならなくても氷が張ります。

立山の室堂あたりも紅葉が進んでいるようです。
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by nakatuminesan | 2010-09-24 09:14 | 四季 | Comments(0)

ヒガンバナ((彼岸花)   

2010年 09月 23日

珠沙華(マンジュシャゲ)とも呼ばれる、例年なら9月15日ごろには咲きだす季節を知らせる花。
今年は夏が異常に頑張っていたからか遠慮していたようです。
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今日は昨日までと比べて10度も気温が低く、徳島でも京上や池田では10度台となっています。
雨が止んだ後は大陸からの秋の高気圧が上空を覆い、信州方面の高い山は紅葉が進むものと思われます。

by nakatuminesan | 2010-09-23 15:49 | 四季 | Comments(0)

2010.9.22カガマシ山~橡尾山   

2010年 09月 23日

ヤマジノホトトギスが咲く道を20分ほど登ると右へ進めば遊歩道とある分岐に着く。
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シャクナゲやヤマシャクヤクの季節は遊歩道を経由するが、今日は橡尾峠へ向かう。
標高を上げるにしたがい、まだ青々とした葉をつけた大きなブナを見るようになる。
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急斜面が終わると橡尾峠の古い標識が見えてくる。
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県境稜線の愛媛側はブナの多い自然林となっているが、高知側は雑木や植林帯となっていて極端に植生が違う。
北西に向かう道はハイウェイで、北からの風が快適だが展望はまったくない。
振り返ると橡尾山を望める小さな岩場を通過する。
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サルナシを見かけるが今年は実を付けていない。
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西に方向を変えるあたりから笹が深くなるが、カガマシ山の山頂だけは広々としている。
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手前中央が橡尾山 左後方の双子峰は野鹿池山
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イワガラミ?
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橡尾山は樹林に覆われているため展望はなく、野鹿池山だけが木々の間から望めた。
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新宮IC近くの霧の森交流館温泉で汗を流した。

天候:曇り時々晴れ
登山口9:25・・・9:45原生林遊歩道分岐・・・10:35橡尾峠1160m10:45・・・11:
40カガマシ山12:30・・・13:15橡尾峠1160m13:25・・・13:50橡尾山14:00・・・
14:20橡尾峠1060m・・・15:10登山口

by nakatuminesan | 2010-09-23 09:55 | 山を歩いてきました | Comments(0)

ナナカマド酒   

2010年 09月 21日

これまでにナナカマドやサルナシ、そしてオオカメの実などで果実酒を何度も造りました。
今日は先日の北岳で採ってきたナナカマドを果実酒にしました。
半年後には味わうことができそうです。
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by nakatuminesan | 2010-09-21 21:05 | 四季 | Comments(0)