カテゴリ:日本の山( 76 )   

塩見岳 3047m   

2017年 10月 20日

先日の白峰三山は富士山とともに塩見岳を眺めながらの縦走であった。
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山岳標高第16位を誇る塩見岳は南アルプス中部にあり、山頂部は兜にも似た特徴あるドーム型の山容を見せている。
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南アルプスの山のなかでアプローチが長いためか、最後まで登れずに残ってしまうことが多い山らしい。

明治351902)年に家中虎之助が測量のため登頂し二等三角点を選点している。
一般に登られるようになったのは昭和10年に三伏小屋が建設されてからで、鹿塩温泉を経営する平瀬理太郎が建てたものである。

山頂は100 mほどの距離を隔てて西峰3047mと東峰3052mに分かれている。
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山頂へのルートは塩川小屋からや蝙蝠尾根があるが、一般的には鳥倉林道から三伏峠を経由して往復することが多い。

本谷山から望む塩見岳 
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塩見小屋から
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間ノ岳への縦走路にある三国平から
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悪沢岳から眺めると塩見岳(左端のドーム型)から右に蝙蝠尾根が延び、その後方の最も高い間ノ岳の左右は甲斐駒ヶ岳と農鳥岳である。
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おまけ・・・ジャ~ン!恥ずかしながら49年前。
茶臼岳~聖岳~赤石岳~荒川岳~塩見岳縦走の時です。
11月上旬ですから山は新雪に覆われていて、左後方には白くなった間ノ岳が写っています。
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延々と12キロもある蝙蝠尾根であるが標高を下げると雪は消え、二軒小屋までの長い樹林の下りを覚えています。









by nakatuminesan | 2017-10-20 17:55 | 日本の山 | Comments(0)

羅臼岳 1660m   

2017年 09月 22日

知床半島の中央に聳える知床火山群の主峰である。
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アイヌ語でラウシは“魚の臓物を処理した場所”とされているが、原名はチャチャヌプリ(爺爺岳)で、国後島のチャチャヌプリと同義語であるそうだ。
古くは良牛岳と記されていた。
日本百名山、花の百名山、新・花の百名山、
に選定されている山である。
エゾコザクラ
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シナノキンバイ
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エゾノツガザクラ
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今年の夏は日高のカムイエクウチカウシ山を計画していたが、林道の復旧工事中のため羅臼岳に変更した。
せっかくの知床を日帰り登山では面白くもなく、テントを持って硫黄山からの1泊縦走とした。

サシルイ岳からの羅臼岳(奥)手前は
三ツ峰
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ヒグマが頻繁に出没するエリアであるにもかかわらず、三ツ峰を越えた羅臼平の手前で糞を見ただけだったのが残念というか心残り。
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羅臼平からの羅臼岳
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羅臼岳に向かうと岩から水が滴り落ちる岩清水が美味い。
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越えてきた硫黄山までの山並み。
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国後島の爺爺岳1822mとルルイ岳1486
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オホーツク海沿岸に流氷が流れ着くころの厳冬の羅臼岳に興味が湧いている。
山頂からその光景を眺めてみたいと思っているけれど、もうこの歳では厳しいかなとも思ったりしています。












by nakatuminesan | 2017-09-22 18:22 | 日本の山 | Comments(0)

十石山 2525m   

2017年 03月 16日

いつか登ってみたいと気になる山の一つに十石山がある。
大丹生岳から北東に派生する十石尾根にあり、乗鞍火山群最古の山だとされている。
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位ヶ原山荘近くのエコーライン2410mからは奥穂高岳を望むことができ、その左手前には十石山(画像中央)と金山岳2532mを眺められる。
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秋の紅葉の時季が綺麗だと聞いてはいるが、登るなら積雪期にと勝手に思っている。
それも厳冬期よりも3月か4月が雪も締まり、山スキーでの日帰りツアーが面白そうだと考えている。
それは平湯温泉スキー場から金山岳北尾根を辿るルートであり、下りは快適なスキー滑降を楽しめそうである。
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乗鞍岳山頂からの十石山と金山岳
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登ってみたい山が山ほどあり困ります。

by nakatuminesan | 2017-03-16 18:54 | 日本の山 | Comments(2)

清水岳 2603m   

2017年 02月 24日

清水岳(しょうずだけ)と呼べる人は案外と少ないかもしれません。
呼べる人は北アルプスに精通していると言ってもよいかもしれません。
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なんとか百名山などに入っていないのは勿論です。

深い関心があったのですが登ったことのない山で、続く残雪の向こうに山頂が眺められました。
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旭岳から眺めたのは2005年の夏でした。

2015年秋には白馬岳から朝日岳への途中で眺めるだけでした。
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とにかく夏は花の園らしいです。
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人気の代表ともいえる白馬岳から2時間半ほどの距離にあり、多種類の高山植物が咲き乱れるのは地形図から分かります。
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今年の夏には念願だった清水岳に登れそうです。
ついでに旭岳に寄り道しようと思っています。
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by nakatuminesan | 2017-02-24 18:04 | 日本の山 | Comments(0)

夕張岳1668m   

2017年 01月 11日

夕張岳は“花の名山”として知られている。
初夏から始まる花のシーズンには、全国から多くの登山者が訪れるそうである。
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この夕張岳独自の固有種のほか、北海道の山にあるほぼ全ての高山植物が見られるらしい。
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花の百名山に選ばれているだけでなく、日本二百名山や北海道百名山にも選定されている。

明るく開けた山頂付近にはお花畑が広がり、沼あり岩峰ありと変化に富んでいる。
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この山の夕張側に大規模なスキー場が造られる計画があったが、反対運動により中止になったのは幸いだった。
冬期の初登頂は1926(大正5)年、北大パーティー が成し遂げている。

ユウバリソウやユウバリコザクラなど、この山の名がついた貴重な植物も多く、夏に計画している北海道の山旅が楽しみである。
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おまけは今朝の旭ヶ丸~高鉾山
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by nakatuminesan | 2017-01-11 14:36 | 日本の山 | Comments(0)

1839峰   

2016年 09月 21日

1839峰(いっぱーさんきゅうほう)とは面白い山名が付けられたものである。
北海道日高振興局日高郡新ひだか町にあり、山名は旧標高に基づくものであり実際の標高は1842mの山である。
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近年の測量によって地図上の標高は1842mであるが、「1839峰」として定着するという奇妙なことになっている。
山頂へは主脈のヤオロマップ岳からが最も容易らしい。
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とはいえ道なき尾根の登降には藪漕ぎが待っているそうだ。

夏の登頂は昭和7(1932)年の慶応大学隊、冬は昭和9(1934)3月の北大隊であり、いずれもヤオロマップ岳からの往復であった。
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ネットで調べていると興味が湧いてきて、ペテガリ岳やコイカクシュサツナイ岳と組み合わせた周回縦走が面白そうである。
北海道は何度か行きたいと思っていて、特に日高の山は趣があり面白そうである。

コイカクシュサツナイ岳から眺める1839峰(右端)は、山頂部が南アルプスの塩見岳と似た山容をしている。
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1839峰は日高山脈中部の山深い場所にあり、北海道の岳人の間でも憧れの山であるそうだ。

という訳で・・・おまけは北の峰
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台風一過とはならず曇り空でした。

恥ずかしの峰
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発見したのはタマゴタケ(^-^)v
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by nakatuminesan | 2016-09-21 15:31 | 日本の山 | Comments(4)

至仏山 2228m   

2016年 08月 18日

尾瀬が原の西端に位置する至仏山は、東の燧ヶ岳とともに尾瀬を代表する名山である。
よく目にするのはミズバショウ咲く季節の写真であり、湿原の向こうに残雪をつけた至仏山の姿であろう。
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山名のためか百名山登頂の百座目に選ぶ人もいるそうだ。
山名の由来は仏教には関係なく、ムジナッ沢の別名「渋ッ沢」からだそうである。

山頂から見下ろす尾瀬ヶ原の眺めはすばらしく、秀麗な山容をした燧ヶ岳の引き立て役ともいえそうだ。
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緑濃い夏もいいが草紅葉の秋も捨てがたい。
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登山口となっている鳩待峠はむかし片品村の男たちが厳冬期に入山し、木地師として木工品作製の仕事場であったらしい。
寒い時期は麓の村にいる鳩が暖かくなると山奥へ移り、峠の近くで鳩が鳴けば男たちは里へ下ったそうだ。

3月から4月にかけた雪深い尾瀬に入り、一週間ほどの山スキーを考えたことがある。
しかし足は北アルプスへ向いてしまい実現せずじまいである。

尾瀬ヶ原からの至仏山は素敵な眺めである。
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しかしスキーのシュプールを描きたいと思っていたアヤメ平や中の原からの姿がお気に入りだ。
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おまけ・・・今日のあづり越
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暑いぞ~`×´
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後頭部を除けば夏休みの小学生スタイルで、クワガタやカブトムシを探しながら歩きました。
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2センチ大の昆虫一匹のみ。
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この時季ですから暑さは覚悟しているし我慢できますが、やたらと蚊が多くて細い目に入って腹が立ちました。

by nakatuminesan | 2016-08-18 18:34 | 日本の山 | Comments(0)

唐松岳2696m   

2016年 08月 10日

先日の白馬三山から唐松岳への縦走は8年ぶりだった。

頂上山荘から
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後立山連峰のほぼ中央に位置する唐松岳は地味な存在である。
なぜなら南北には百名山の五龍岳と鹿島槍ヶ岳や白馬岳があるからだ。

しかし先日の頂上山荘での賑わいで人気の山だと実感した。
山頂から東に八方尾根が延びていて、標高1850mまでゴンドラやリフトを使えるからである。

残る標高差は800mだから3~4時間で登頂でき、日帰りも可能となれば初心者向け。
夏場は花の数も半端ではないくらいだし、1時間ほどで着く八方池からは白馬岳~杓子岳~白馬鑓ヶ岳の眺めは抜群。
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不帰Ⅲ峰の左に山頂が見えてくると頂上山荘までは40分ほどで着く。
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頂上山荘からは剱岳と立山の眺めが抜群で、後立山八景の1つに数えられとさえ言われている。
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白馬岳からの縦走路は不帰嶮と呼ばれるキレットを通過する難コースとされている。
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不帰Ⅱ峰北峰の北面が核心部であり、帰らない人になりたくなければクサリを握ること。
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冬山一年生だった大学1年2月、仲間と3人で向かった唐松岳を思い出す。
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初めて対面する雪の剣岳に感動した。
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唐松小屋をベースに五竜岳を1日で往復する計画だった。
しかし五竜岳は山頂直下の岩場が手強そうで、経験不足と未熟さで冬山新人たちは尻尾を巻いて引き返した。
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厳冬の唐松岳には何度か立ったことがあり、20代のころの遠見尾根~五竜岳~唐松岳もその一つ。
八方尾根を下手くそな山スキーで滑り降りたからである。

八方尾根からの日帰りも可能だったから若かった。
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そのころは標高が2691mになっていて、今と比べて5mも低かったようである。

これも40年昔の若かりしころ・・・今はなき岳友と祖母谷温泉へ下ったときである。
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by nakatuminesan | 2016-08-10 14:34 | 日本の山 | Comments(0)

杁差岳(えぶりさしだけ)1636m   

2016年 05月 26日

まだ訪れていない山域の一つに飯豊連峰があり、いつか機会があれば登ってみたい一座が杁差岳である。
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飯豊連峰北端の雄峰といわれる杁差岳の名は、春耕のころ山腹に現れる「杁差しの爺や」の雪形からきているそうである。
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この山に限ったことではないが戦後まで登山道もなく、大石や金俣の熊狩り猟師の活躍の場であったそうだ。
それが1949年の磐梯朝日国立公園指定を機に、1964年新潟国民体育大会山岳競技会場となり、大石川の東俣コースが開かれたことで登山者が激増している。
登山道は胎内川の足ノ松尾根からも開設され、その他に山形県側から登る道もつけられている。
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飯豊連峰北の重鎮とされる杁差岳に惹かれる理由は山麓の十貫平である。
そこには飯豊連峰最大のブナ林が広がっていて、訪れる人は少なく原始性豊かな森と聞く。
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梅雨入り前の新緑鮮やかな季節がよさそうだと決めている。
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強行すれば日帰りが可能かもしれないが、広々とした山頂の避難小屋で一夜を過ごしたい。
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by nakatuminesan | 2016-05-26 16:20 | 日本の山 | Comments(0)

旭岳2867m   

2016年 04月 08日

旭岳と名のつく山は全国に何座かあります。
北海道大雪山の最高峰2291mや南八ヶ岳の旭岳2672mなど。

最も標高の高いのが北アルプスの旭岳で、あの有名な白馬岳の真西にあり前衛峰といった存在だ。
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標高2867mは山岳標高第39位を誇る高峰である。
しかし白馬岳登頂に満足する登山者が多いためか、訪れる人の少ない峰であることが好ましい。
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北アルプス北部は日本有数の豪雪地帯といわれ、白馬岳との鞍部に大雪田が残るのは例年のことである。
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また柳又谷の源頭には氷河地形を見せている。
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とにかく一帯は花畑に埋められているという表現がふさわしい。
ウルップソウやコマクサにはじまりハクサンイチゲにチングルマやコバイケイソウなどなど、数えればきりがないほど咲き誇るのは見事である。
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初めて登ったのは11年前になる8月上旬のことである。
大雪田は山頂直下まで残っていて、山頂にはハイマツの間を少しで達せられた。
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山頂からの眺めは文句なしに良好で、朝霧に浮かぶ剱岳と立山が印象的だった。
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五竜岳~鹿島槍ヶ岳
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杓子岳~白馬鑓ヶ岳
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豊富な残雪が続く清水岳(しょうずだけ)への稜線は魅力的で、のんびり歩きでも半日あれば往復できる距離にある。
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ライチョウ
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これはゴリラという人間
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雪倉岳から朝日岳への縦走路から眺めると、鋭い兜に似たような山容を見せるようになる。
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雪倉岳は旭岳から清水岳の展望台であり、さらに後方には剱岳と立山も山頂をのぞかせる。
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朝日小屋を目前にして振り返ると、三角錐の形に変わった旭岳が白馬岳の右に現れる。
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旭岳は主稜線から1時間余りで往復でき、ぜひお勧めしたいと思う一座である。

by nakatuminesan | 2016-04-08 18:30 | 日本の山 | Comments(0)