2012年 06月 16日 ( 2 )   

6月の計画(8)   

2012年 06月 16日

6月24日(日)・・・樫戸丸(初級 行動3時間)集合:文化の森8時

★山頂の近くにはオオヤマレンゲが咲き、別名「天女花」「森の貴婦人」とも言われるモクレン科の上品な花です。
また町では終わってしまったヤマボウシが見ごろで、ピンクのシモツケソウが咲き始めるころです。
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by nakatuminesan | 2012-06-16 20:34 | 募集企画 | Comments(0)

「トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか」   

2012年 06月 16日

羽根田治・飯田肇・金田正樹・山本正嘉 著 山と渓谷社 2010年8月発行
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2009年7月16日、北海道大雪山系のトムラウシ山で、夏山登山史上最悪の遭難事故が起きたことは記憶に新しい。
近年流行りのツアー登山であり、参加者15人にガイド3人の18人中8人が死亡した。
翌年には事故調査委員会による最終報告書が出され、事故の原因はガイドの判断ミスと低体温症によるものと結論づけられた。

やがて3年が経とうとしているが、いまでも話題に上がるトムラウシ山の遭難。
本書は事故当時の現場詳細に迫り、検証したノンフィクションである。

第1章 大量遭難
第2章 証言 
第3章 気象遭難 
第4章 低体温症 
第5章 運動生理学 
第6章 ツアー登山

全体6章を遭難の概要と分析に分け、図やグラフを多用してわかりやすく解説している。
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また約1年の時を経て、同行ガイドの1人が初めて事故の概要を証言している。

台風並みの強風であれば立っていられなく、ザックの防寒着や行動食も取り出せず、さらに平常の思考が不可能になる。

古くから疲労凍死という言葉が使われてきたが、厳密には低体温症による死亡である。
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私にも学生時代に低体温症の経験が3度あり、いずれもミゾレや風雨といった悪天候下での行動だった。
小屋にたどりついても身体が震え呂律が回らず、翌日の青空を眺めては若さで回避した今では反省の山。
倒れこむ後輩のキスリングザックを持ってやったことも。
体力のある若者でさえ一番の大敵は風であることを体験した。
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いま登山者数は体力の半減した60代が最も多く、悪天候では行動しないことが求められている。
忘れたころにやってくるといった表現は、中高年層の山岳遭難には当てはまらない。
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by nakatuminesan | 2012-06-16 13:37 | | Comments(0)