西穂高岳独標2701m   

2018年 02月 26日

西穂高岳から南西に岩稜が延びていて、11番目のピークを独標と呼んでいる。
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西穂高岳から
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2.5万分地形図にも示されている。
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特に山らしくもないと言えば失礼かもしれないが、吹きっさらしの厳冬期は天候に恵まれないと登頂は難しい。

幸いにも昨年に続き今年も穏やかな天候になり、厳冬期とは思えないほど楽に登頂することができた。
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西穂高岳独標といえば落雷による遭難が知られていて、松本市の高校生が集団登山中に落雷に遭って生徒8名が即死するという事故があった。
すでに半世紀前になる1967(昭和42)81日のことである。
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全国に衝撃を与えた大惨事であり、現在でも同期生や関係者による追悼登山が行なわれているという。

雪と岩のミックスが続く西穂高岳はすこし難しいが、独標までなら比較的簡単に登ることができる。
ただ独標最後の急斜面は登りは容易だが、下りは要注意で滑落すると岳沢まで滑り台。
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下りは安全を期してこれまで何度もザイルを使用した。
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夏はなんでもない岩のピークにすぎないが、雪が付いた冬場は心躍る立派な山頂となる。
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なんといっても独標からの眺めは天下一品である。
特に西穂高岳から奥穂高岳と前穂高岳は圧巻で、雪をまとった迫力ある姿は山屋の心を惹きつけるのである。
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ここから先は独り言・・・
厳冬の独標を何度越えたことだろう。
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北西尾根から登った西穂高岳には人がいて、まだ初々しい?顔をした1978年の年越し単独行だったかな。
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by nakatuminesan | 2018-02-26 13:05 | 日本の山 | Comments(0)

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