蘇る青春の山旅
2017年 10月 15日
それは山岳部現役1年生だった18歳の秋、同期4人による個人山行での南アルプス北部縦走でした。
鳳凰三山~甲斐駒ヶ岳~仙丈ヶ岳~白峰三山と少し欲張った計画でした。
1日目・・・夜叉神峠から入山して薬師岳あたりでツェルトビバークする。
いきなり夜中に豪雨となり全身びしょ濡れネズミ。
2日目・・・濡れ物を乾かしているうちに出発が午後になり、鳳凰三山を終わらせ無人となった早川尾根小屋で泊まる。
農鳥岳からの鳳凰三山
ここで昔から有名だった“北沢峠のオバケ”を体験する⇒⇒2011年6月29日の記事を参考に。
小太郎尾根からの甲斐駒ヶ岳
横川岳を過ぎたところから野呂川に下り、掘っ立て小屋みたいな無人の両俣小屋で泊まる。
小太郎尾根からの仙丈ヶ岳
夜はそのへんの雑草を入れたオジヤで腹は満たされました。
当時の食料といえば米と味噌だけは多量に持っていて、贅沢なまぐろフレーク缶など時たま口に入る程度の粗末な食事でした。
6日目・・・左俣沢から中白根沢の頭を越え北岳に立つ。
先日の山行で両俣小屋の標識を見たときは懐かしく思いました。
えらく水場が遠かったように覚えています。
7日目・・・農鳥岳を越えて広河内の谷に降り、奈良田に下山して1週間の山が終わりました。
農鳥岳からの北岳と間ノ岳
広い河原に大きなクラックのある大岩があり、チムニー登りをしたことが思い出になっています。
探しましたが発破で破砕されたのか大岩はありませんでした。
by nakatuminesan | 2017-10-15 12:23 | 昔むかし | Comments(0)