今日は日本人初のヒマラヤ登頂日。   

2017年 10月 05日

今から81年前の1936(昭和11)年105日、立教大学山岳部隊(堀田弥一隊長)がナンダ・コット6867m(ガルワール・ヒマラヤ)の頂に立ちました。

隊長の堀田弥一に続き隊員の山県、湯浅、浜野、毎日新聞特派員の竹節、シェルパのアンツェリンら全員が登頂。
右から湯浅、山県、浜野、アンツェリン、座っている堀田。
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大正末期から昭和初期には北アルプスを中心とした積雪期初登頂時代となり、さらにヒマラヤ登山などの海外遠征が目指されました。

立教隊がナンダ・コットを選んだ理由として、当時入山許可取得の見込みの高かったのがガルワール地方だったこと、同地方の最高峰ナンダ・デビィ7816mが初めてのヒマラヤ登山には荷が重かったことなどであるとされています。

ナンダ・コット
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山頂直下
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1936年の時代背景として浮かぶのは2.26事件やベルリンオリンピックなどです。

登山史としては1月、加藤文太郎と吉田登美久が槍ヶ岳の北鎌尾根で遭難死しています。




by nakatuminesan | 2017-10-05 18:38 | ヒマラヤ | Comments(0)

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