2017.6.28~7.9 北海道の山旅(後編)   

2017年 07月 11日

73日(月)天候:曇りのち時々晴れ

斜里第一ホテル430⇒⇒520木下小屋550⇒⇒タクシー⇒⇒620車止め630・・・635登山口・・・825新噴火口・・・930960m・・・1140山頂直下肩1420m・・・1210硫黄山15621220・・・1245鞍部・・・1400知円別岳1544m・・・1415花畑・・・1520南岳1459m・・・1610二ツ池キャンプ指定地


オホーツク海を左に眺めながらカモシカ号は国道334号を走っているが、霧雨が止まないのでゴリラの心中は不安というか落ち着かない。

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羅臼岳からの下山口となる

木下小屋の下で朝食を済ませると、6時に予約していたタクシーがやってくる。
霧雨はやんでいるような気がするが天女たちは雨具を装着して出発する。

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道路歩き5分ほどで登山口。

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テント、シュラフ、食料、ビールなどでザックは10キロを超えていて、クマに知らせる鈴もついているので重くて仕方ない。

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知床はヒグマの生息地として有名で、100mぐらい離れているなら出合いたいと思っている。

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分あまり歩くと暑くて雨具は邪魔なだけ。

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時間あまり登ると明るくなってきて、雲の切れ間からは青い空が覗くようになる。

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新噴火口とやらを過ぎるとハイマツ帯に突入する。
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雲はハイマツの海を上昇中で、そのうち晴れてくるに違いないと勝手に信じている。
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ハイマツの枝や根っ子に難儀しながら、足元のマイヅルソウやウコンウツギで気を晴らす。
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標高980m付近で硫黄川の雪渓が眺められ、あの谷に入れば楽な登りになりそうで安心する。
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谷までは足元の不安定な下りトラバースとなる。
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谷に降り立ってやれやれご苦労さん。
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すぐに雪渓歩きが始まって楽勝気分になってくる。
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雪渓は緩急を繰り返すがアイゼンを必要とするほどではなく、薄い箇所の踏み抜きだけに気をつければよさそうだ。
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エゾコザクラが現れて嬉しさが爆発する。
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高度を上げるにしたがい雪渓は痩せてきて、北には1372mピークが見えるようになってくる。
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シレトコスミレは北海道の知床半島にのみ分布し、高山の砂礫地の限られた環境に生育する貴重な植物である。
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谷から離れて山頂の肩に突き上げるが、なかなかガスが晴れずに山頂は姿を隠している。
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残す標高差100mに迫ってくる。
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振り返るとウプシノッタ川上流の雪渓を見下ろすようになり、胸を突くような急斜面の登りになってくる。
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エゾコザクラ
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イワヒゲ
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イワウメ
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いよいよ最後は岩場になってきて、5時間半を要して山頂に到着する。
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頑張りましたねっ!
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これから向かう知円別岳。
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雲の切れ間から羅臼岳が山頂を見せている。
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さあ縦走だ!

いったん下って東斜面の雪面をトラバースし、鞍部から見上げる硫黄山は鋭鋒である。

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アップダウンの連続を覚悟はしているが楽ではない。
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ひと登りした1550mピークから望む山は知円別岳。
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ここで縦走路では初めてとなる3人パーティーと会い、聞くと東岳を往復してきたらしい。
富良野から来たという地元民で、親切にもクマ避けの鈴をプレゼントしてくれた。

羅臼岳まで10.4キロいざ行かん!
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急な斜面を下るとトラバースが待っている。
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白っぽい火山灰の稜線が続いていて、ハイマツの緑を見飽きたころなので雰囲気が変わって新鮮だ。
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豊富な残雪の向こうにはオッカバケ岳やサシルイ岳が眺められ、明日には越えてゆく山並みが楽しみだ。
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その後方には最終ピークである羅臼岳が招くようである。
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岩峰を縫って進むのが面白く感じられ、奇怪な岩が次々と現れるので退屈はしない。
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穂高のジャンダルムみたいだよ。
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オバサマたちジャンダルム経験者なのよ。
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知円別岳は山頂直下をトラバースする。
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小さな尾根を越えると風景は一変する。
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チングルマやエゾコザクラの花畑が広がっている。
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こういうのを花園と言うんだろうな~(^^;
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前方には緑濃いハイマツに覆われた南岳が近くなってきたけれど、ハイマツと格闘することになるなるとは今の時点では分からない。
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振り返って眺めるのは硫黄山や知円別岳。
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南岳で最後の休憩だ。
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雲海に浮かんでいるのだ国後島の爺爺岳1822mとルルイ岳1486mだと思われる。
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キャンプ地である二ツ池が見えてくる。
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ハイマツの枝や根と格闘しながら二ツ池までの遠いこと長いこと。
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直角に曲がる標識からは刈られていて歩きやすくなるが、それでも疲れた身体には遠く感じられる。
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行動時間9時間半を要してキャンプ地に到着するが、12時間行動したようにさえ思えるのは南岳のハイマツか!?
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テントを張る前にやることがあるのだが、池の水は生温くてビールは冷やせないときた。
しかし冷たくない缶ビールの美味いこと文句なしに美味いこと
(^.^)
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手早くテントを設営し、50m離れたフードロッカーの横で夕食だ。
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焼酎のアテもある。
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レトルトカレー
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食料や生ゴミはフードロッカー(クマ対策食料保管庫)に入れる。
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知床連山縦走路のキャンプ指定地(第一火口、二ッ池、三ッ峰、羅臼平)には、フードロッカーが設置されている。


7
4日(火)天候:晴れ

二ツ池525・・・600オッカバケ岳1450m・・・730サシルイ岳1564m・・・810三ツ峰キャンプ指定地850・・・940羅臼平950・・・1050羅臼岳16601105・・・1150羅臼平1200・・・1325極楽平・・・1345弥三吉水・・・1510木下小屋1530⇒⇒1620斜里セントラルホテル(泊)

オッカバケ岳に朝日が当たりはじめ、各自のんびり朝食を楽しんでいる。

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羅臼岳に向けて出発進行!
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雪田を越えるとオッカバケ岳に立ち、目の前には緑鮮やかなハイマツと雪渓が残るサシルイ岳が大きく迫ってくる。
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右後方には羅臼岳も山頂を見せている。

キタキツネ君おはようさん。
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下った広々とした鞍部には雪田がある。
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ここでルートは左に折れていて、オッカバケ岳から見えた雪渓に入っていく。
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7月いっぱいは消えそうにもない雪渓上で一休みし、無駄のない動きをしなければと地形図でルートの確認中。
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雪渓上部で振り返ればオッカバケ岳の向こうに硫黄山が見えている。
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雪渓から礫の道に変わるとサシルイ岳西の肩に立ち、さらに羅臼岳が近づいたのでゴリラは安堵しているようである。
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歩いて来た硫黄山~知円別岳~南岳~オッカバケ岳の山並み。
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少し進むと写真を撮りたくなる雪田があり、昨日と違って歩きやすいハイマツ帯を下ってゆく。
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エゾコザクラは可愛くて見飽きない。
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チングルマにハクサンチドリと花の道が続いている。
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この時期の知床は残雪と花と緑の世界である。
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三ツ峰キャンプ指定地までやってきた。
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ジャーン!
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わたしたち花と団子なの~
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越えてきたサシルイ岳を眺めながら飲むアイスコーヒーは格別。
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三ツ峰鞍部までは緩い道を辿るだけ。
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鞍部の手前で硫黄山へ向かう5人がいて、初めて出会った縦走パーティーである。

鞍部から眺める羅臼岳。
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まだ新しいヒグマの糞を発見する。
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シナノキンバイ
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羅臼平から羅臼岳までは標高差300mである。
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少し登ると国後島の爺爺岳とルルイ岳が今日も見えている。
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硫黄山あたりに雲が湧きはじめ、山頂から眺められるか心配になってくる。
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岩清水
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雪の斜面を過ぎると見事にエゾノツガザクラが咲いている。
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残り標高差80mからゴロゴロした岩場になってくる。
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登頂~!
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念願の縦走をやりました

(^o^)

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歩いて来た山並みは雲に覆われはじめたが、良い天気の時に縦走できたことに感謝しよう。

下手くそなグリセードをやっている。

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岩清水はビールの次のコーラの次に美味しいよ。

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大沢には雪渓が残っている。
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つい声を出してしまうほどエゾコザクラが咲き誇っている。
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硫黄山の雪渓よりも短いとか何とか言っている。
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緩いのでグリセードでは滑らない。
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一度やってみたかった?
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雪渓歩きは終わりです。
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ツマトリソウ
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極楽平付近から羅臼岳を振り返る。
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弥三吉水
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硫黄山からの山並みだ。
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クマの出没が多いといわれる樹林帯を下り、木下小屋の下で待つカモシカ号に無事下山。
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斜里町の宿泊施設は満室状態で、空室があったのは駅前のセントラルホテルのみ。
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オジロワシ
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汗を流して行き先は居酒屋“熊湖”。
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それにしても人に会わない縦走路でした。
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75日(水)天候:晴れ

斜里セントラルホテル730⇒⇒R334⇒⇒R39⇒⇒1215旭川北IC⇒⇒道央道⇒⇒1300滝川IC⇒⇒1515道民の森 テント泊

時間に余裕があれば今日は天塩岳の予定だが、移動時間を考えると強行軍だし無理がある。
明日は夕張岳に登ることに決定する。
今日の行程は夕張市まで移動し、登山口から徒歩30分の夕張ヒュッテでテント泊する。

北見あたりで夕張ヒュッテに電話をして登山状況を確認する。
驚いたことに登山口の9キロ手前で道路が通行止めになっている。
昨年の台風災害が原因らしく、後で分かったことだがニペソツ山や石狩岳も同様らしい。
登山口までの9キロを歩いて行く気にはなれず、さてどうすればいいのだろう。
キャンプができて確実に登れる山として、神居尻山(かむいしりやま)947mがよさそうだ。
キャンプ場がある道民の森が登山口になっていて、ガイドブックでは樺戸山地の鋭鋒とある説明も気に入った。
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39の北石峠を過ぎると正面に大雪山系が見えてきて、多くの残雪を抱いた姿はさすが北海道らしい。
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旭川北ICから道央道を走り、滝川ICで降りてスーパーで買出しをする。
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さすが主婦だから手際よく、ゴリラはじっと見てるだけ。
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道民の森からは神居尻山らしきが眺められる。
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疎開しているのじゃなくキャンプサイトまで荷物を運んでいる。
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1区画1000円と高額だがビジネスホテルよりも超安価。
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歩いて10分と近いので大ナラを見学する。
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これでやっとビールにありつける。
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今夜はジンギスカンだし赤ワインもあるし焼酎もあるから居酒屋と変わらない。
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ゴリラ菜園から持ってきた最後の野菜はゴボウ。
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米と麦の飯炊きはまかせなさい。
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ジンギスカンは野菜と肉がいっぱいだ。
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海老もあるから居酒屋「神居尻山」なんちゃって^-^;
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現地調達したミツバ入り雑炊と豪華な夕食になりました。
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76日(木)天候:晴れ

道民の森650⇒⇒700Aコース登山口・・・715Bコース登山口・・・825標高707m・・・855842m・・・930神居尻山9471005・・・1020分岐・・・1155林道接点・・・1305Aコース登山口1325⇒⇒R451⇒⇒浜益⇒⇒R231⇒⇒札幌⇒⇒R36⇒⇒1905ルートイン千歳駅前(泊)

ランチはジャガイモとウインナー。
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Bコース~Aコースの周回だ。
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今日は出没に期待しようかな。
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階段の急登が続くBコースだが、樹林の間から雪を残した暑寒別岳の展望に救われる。
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標高707m地点から見えるのは山頂だ。
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ピンクのタニウツギが花盛りになっている。
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 シシウドに似ている花はオオバセンキュウかな?
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ウツボグサ
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階段を登りきるとP842mに着き、山頂までは30分で着きそうなので一休み。
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付近はヨツバシオガマなどの花畑になっている。
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トモエシオガマ
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ニッコウキスゲ
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花を観賞しながら立派な方位盤がある山頂だ。
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ランチ
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東方にある三角の山はピンネシリ1100mである。
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夕張岳の眺めに期待していたのだが、100キロ近く離れているし霞んでいるため無理だった。

少し下った稜線上に避難小屋がある。
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ゴゼンタチバナがたくさん咲いている。
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ピンネシリとAコース分岐点から山頂を振り返る。
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これから辿るAコースは5キロぐらいあり長そうだ。
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Aコースは小さなアップダウンを繰り返し、樹林帯の退屈な下りからの眺めは山頂である。
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ヒグマに出遭わず無事に下山する。
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途中でサクランボを買ったりしながらR231を札幌方面へ。
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札幌ではすべてのホテルが満室になっていて、札幌ドームを右手に見ながらR36を南下する。
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道の駅でテント泊もいい(仕方ない?)けれど、見つからないのでしつこく泊まれる宿を探しまくる。
3名と少人数なのに探せど恵庭市でも宿は満室で、やっとのことで空いていたのはルートイン千歳駅前のみ。
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山屋にとっては高額(貧乏性?)だが奮発するとして、豪華な風呂で汗を流して駅前の居酒屋「白木屋」へ一目散。
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7月の北海道ではビジネスホテルは満室状態で、2年前も旭川や札幌で宿泊先に苦労した。

77日(金)天候:晴れ

ルートイン千歳駅前930⇒⇒支笏湖⇒⇒2000苫小牧東港フェリーターミナル2330⇒⇒新日本海フェリー⇒⇒

豪華な朝食をお腹いっぱい食べて支笏湖へ。
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前方には恵庭岳1320mが眺められる。
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樽前山1041mと風不死岳(ふっぷしだけ)1102mが見えていて、
「樽前山だけなら2時間あれば往復できるから登りませんか~?」
「もう汗をかくたくないのワタシタチ」
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じゃ支笏湖一周ドライブを楽しもうかな。
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ところがオコタンペ湖付近で道路が通行止めになっていて、ここでも昨年の台風災害の影響が。
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地図からすると前方の山は小魚山1235mらしい。

これは魚岳1318mに違いなく、縦走すれば面白そうな2座である。
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やるなら雪に覆われた4月がべストじゃなかろうか。
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引き返して丸駒温泉で昼ごはん。
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大きなフキを採っている。
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ウトナイ湖
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ショッピングセンターでお買い物。
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魚を買ったのかな?
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夕食は回転寿司
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運転手はノンアルだけどゲストは生ビール(--,)
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美味しかった~ あとはフェリーに乗るだけよ。
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78日(土)

⇒⇒新日本海フェリー⇒⇒2030敦賀東横イン敦賀駅前(泊)

誰も入っていない朝風呂でくつろいで、来たときと同じように持ち込んだ食料で朝ごはん。
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食後は甲板で海を眺めて過ごすだけ。
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1015分に敦賀からのフェリーとすれちがう。
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部屋で横になったりしているうち昼の食事になっている。
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敦賀の港が近くなるころ日が沈む。
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最後の乾杯になりました。
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鉄板焼き
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広島風?
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今回もよく飲み食べました。
もちろん山も頑張りました!


7
9日(日)・・・敦賀IC900⇒⇒1330鳴門IC

敦賀駅前の飲兵衛オジサンさようなら。
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鳴門に着くなり雨模様になりました。
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出発近くなってのキャンセルで人数が少なくなりましたが、天候に恵まれた北海道の山旅となりました。
特に硫黄山~羅臼岳の1泊縦走は文句なしに楽しかったです。
お疲れさまでした。







by nakatuminesan | 2017-07-11 15:04 | 山行報告(中級) | Comments(2)

Commented by エゾコザクラ at 2017-07-16 09:16 x
斜里岳のアイスコーヒーは最高!
二つツ池のぬるーいビールが不思議とおいしかった!
三ツ峰キャンプ指定地の思いがけない氷小豆練乳に驚いた!
登って口にした者のみがわかる味だね~
テント泊、ホテル泊、居酒屋、自炊などバランスがとれて
楽しかったよ!
いや~北海道だからこそ味わえる山旅でした。
ゴリラガイドありがとうございました。(礼)
Commented by nakatuminesan at 2017-07-17 07:26
エゾコザクラさん
今年の北海道も面白くて楽しい山になりました。
あの冷えていない缶ビールの美味しさは、初めて経験する不思議な味の思い出になりそうです。
さ~ 来年も行くぞ北海道!
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