2017.2.25~26 伯耆大山1709m
2017年 02月 27日
登山口駐車場11:20・・・11:35昼食12:10・・・12:40大神山神社・・・13:30元谷避難小屋(泊)
元谷避難小屋前に雪洞を掘る計画で、1泊山行だからザックは大きくなっている。
まずは腹ごしらえだ。
20キロちかいザックは久しぶりで、きつねうどんだけで元谷まで歩けるか心配だ。
大神山神社
ザックの上につけた鍋を見たからか、下山してくるパーティーから声をかけられる。
「今夜は美味しいものが食べられそうですね」
「旨いものいっぱいです」
元谷から見上げる山頂稜線は雲に覆われているが、霧氷はビッシリと見事についている。
元谷避難小屋
7名メンバーなので2箇所から掘りはじめる。
掘りはじめて30分で一人が入ることができるようになる。
役割分担は雪を掘る役と掘った雪を移動させる役とがあり、全員で交替しながら作業を進めてゆく。
雪質は10センチの新雪の下に締まり雪があり、その下はザラメ状になっている。
50分後には貫通する。
喜べよ~!
ご対面!
貫通後は3~4人が入れるのでさらに作業がはかどるようになる。
ところがブッシュが出てくるから積雪が足りないようである。
奥行き1.5m×幅3m×高さ1.5mの雪洞は完成したものの、今回は中で寝ることは諦めることになる。
避難小屋に入ってワインで乾杯~♪
サルナシ酒もあるでよ。
どうだ夕食は豪華に猪鍋だ。
ZZZ
2月26日(日)天候:曇りガス
元谷避難小屋7:25・・・7:55標高1100m・・・8:30夏山登山道分岐・・・8:55六合目避難小屋9:05・・・9:50八合目・・・10:15弥山10:35・・・11:10六合避難小屋・・・11:30夏山登山道分岐・・・11:55元谷避難小屋12:50・・・13:20大神山神社・・・13:50登山口駐車場
朝食は毎度おなじみ手っ取り早いウドンに決まっている(これが具だくさんで旨いのなんのって)。
トレースがあるのは確実だと思ったので、スノーシューは持っていなくてアイゼンで出発する。
昨夜は強風が吹いていたけれど、星が輝いていたし山頂稜線には朝日が当たっている。
3週間前にはシリセードで下りた急斜面を登っていく。
シリセード跡は雪が締まっていて、固くなっている箇所は蹴りこみが必要になってくる。
標高差100mを登りきれば小さな尾根に乗り、ここから先は霧氷の世界になっている。
急斜面を終えると夏山登山道と合流し、樹木は見事な霧氷に覆われている。
弓ヶ浜
日曜日なので多くの登山者が登っていて、霧氷を楽しみながら高度を上げていく。
ところが期待に反して山頂稜線に雲がかかり始める。
元谷を見下ろすと避難小屋が見えている。
六合避難小屋
マイナス4度と暖かい。
三鈷峰1516m
アイゼンなしでも大丈夫なぐらい雪の質はよく、ストックのままで上部を目指すことにする。
六合から上は強風のことが多い大山だが、今日はそよ風ぐらいしか吹いていないのが物足りない。
あと20分ですよ。
頂上小屋は前回よりも雪が増えていて、平年並みぐらいかといった感じである。
残念ながら剣ヶ峰の眺めはありません。
頂上小屋でストックをザックにつけて、下山はピッケルを使うことにしよう。
Kさんは古いウッドシャフト。
はいチクワ食べてよ。
下山開始から5分ぐらいして「突風」とゴリラが叫ぶ。
しかし皆さんなんのことだか分からない。
突風に対する耐風姿勢とは⇒風上あるいは山の上側に体を向け、雪に突き刺したピッケルと両足で正三角形の体勢にする。
片手はピッケルのシャフトの下を握りしめ、ピッケルに体重をかけて低い姿勢をとる。
次は歩いていない斜面の下りかた⇒ピッケルを斜面に刺して一歩二歩。
おっ! 滑落停止をやっているとは自信あるんだね。
またしても突風だ。
上手になるまで下山させませんよ^-^
ほかの登山者が何事かと不思議そうだけど、オバサマたちは真剣に練習中なんですよ。
六合避難小屋を過ぎると霧氷に入っていく。
さあスタートじゃ。
行きま~す。
どうしても滑り隊。
なにがなんでも滑り隊。
そんなに滑りたいが?
標高差100mを1~2分で滑り降り、あっと言う間に元谷まで戻ってきた。
避難小屋に入ってコーヒーで昼食をすませ、ザックに荷物を詰め込んで下山の準備中。
今回は思ったよりも元谷の雪が少なくて、雪洞の底をフラットにできませんでした。
やっぱり雪洞の中で寝てみたいって?
また掘りにくる機会があるでしょう。
お疲れさまでした。
by nakatuminesan | 2017-02-27 11:39 | 山行報告(雪山) | Comments(7)
翌日は霧氷を見ながらどんど高度をあげていくが、頂上は生憎の天気だった。
下山は、突然のゴリラの「突風!」の大声に面食らったおばさん達だが、これは耐風姿勢だとか・・・今度台風の時、この姿勢で耐えてみようか?
今回も飲んだ!喰った!笑った!登った!
ゴリラガイドと皆さんありがとうございました。
また行こうね~
楽しい二日間でした。
サルナシ酒が好評だったので気をよくしています。
それに赤ワインも美味しそうだったので、次回はもう一本持ち上げようかな!?
突風に対する耐風姿勢ですか?
冬山を前にした山岳部の富士山合宿で、アイゼンワークとともに教えられました。
滑落停止の技術などもそうですが、雪山を目指すには必要なことだと思います。
まだまだ元気で若いみなさんです。
これからも雪山を楽しみましょう!
ぐっとみんなが近づく。
赤ワインも最高!
元谷からの大山の眺めも素晴らしい!
雪洞堀も初めての体験!
中でワイワイガヤガヤできなかったのが少々心残りかな?
機会あらばもう一度雪洞堀と頂上近くからのシリセード・・・
皆さんありがとうございました。
イヤ~~~雪洞堀り楽しかった.なつかしかった。
半世紀振りぐらいに幼少の頃を思い出しました。
今度は、雪洞の中で鍋を囲んでワイワイ、飲みたいですね。
サルナシ酒(こんなの)なんて言ってましたが、結構おいしかったよ.また、漬けとってよ【のんべえ)
帰りの訓練(トップ)て何のことと思ってましたが
言葉ではカタカナか漢字かわからなくウロウロして面白かったです。
また、安全に上れる雪山計画してください。
ご一緒して頂いたみなさんありがとうございました。
今回も、面白い‼
週末に大山に行く予定なんです。
モンベル横の駐車場は奥の方まで除雪は出来てましたか?
木曜日に寒気が来るので心配ですが楽しみにしてます。
赤ワインとサルナシ酒をいっぱい持っていきますよ~。
雪洞の中で鍋を囲んでワイワイガヤガヤやり、皆で酔っ払って寝るのが今から楽しみです♪
長距離シリセードもやらんといかんしな~!