ヒマラヤを越えるアネハヅル
2016年 12月 13日
焼き鳥以外の鳥には関心はないのですが、調べてみると全長 85~100cmの最小のツルです。
渡りの際には高度5000m~8000mを飛行するらしく、鳥類の中でも特に高いところを飛ぶことで知られています。
ヒマラヤ山脈を越えるこのツルをヒマラヤに住む人々は、その鳴き声から“カランクルン”と呼んでいます。
一度だけこの目で見たことがあります。
それは2013年秋のタシカンⅠ峰登山のときでした。
ヒマラヤ7回目にして初めて目にする光景だったので、今でも新鮮な記憶として残っています。
それは登山初日となる10月2日のことで、麓の村マルファから3時間登った標高3500m付近でした。
上空を何百羽ものカランクルンが飛んでいました。
カランクルン、カランクルンの鳴き声で分かりましたし、シェルパたち現地スタッフも見上げていました。
その2分後には第二の群れが飛んできました。
越冬のため寒いチベットから温暖なインドに向け、南へ南へと仲間たちと旅を続けていたのでしょう。
ラッキーセブンではありませんが、登頂できるような気がしたのが不思議です。
by nakatuminesan | 2016-12-13 17:20 | ヒマラヤ | Comments(2)
その気流を上手に使ってヒマラヤを越えているみたいです。
10月13日に登頂できたので守護神だったのかもしれません。
それにしてもC1⇒山頂⇒C1⇒BC…12時間30分行動には疲れました。