2016.12.11 西寒峰1518m~寒峰1605m
2016年 12月 11日
佐野集落が近づくと西寒峰には霧氷がついている。
軒には大根を干している。
植林帯の道らしきを辿ると廃屋があり、五右衛門風呂は子どものころ入ったことを思い出す。
今日は富士山ではマイナス20度と真冬並みになっていて、雪が舞い始めて寒い一日になりそうである。
枯れススキを抜けると林道に出て、どうせ道などないから適当に山に入っていく。
適当なのがマイナールートの面白さだしシカの角も落ちている。
冷たい西風が吹く西寒峰南西尾根1125mに乗る。
ちょっとした急な登りを頑張ると1286mピークに立ち、葉を落とした樹林の向こうに西寒峰が見えるようになってくる。
三嶺や西熊山にも霧氷がついている。
標高1400m辺りから霧氷が現れる。
緩急を繰り返す南西尾根は小さな岩場もあり面白い。
枯れたテンニンソウに覆われた西寒峰に到着する。
1455m鞍部まで下ると大きなブナが立っていて、いつからか寒峰平と呼ばれるようになっている。
標高1485m付近にも大きなブナがあり、日差しのないのが残念だが下山時に期待しよう。
第8回日本レコード大賞を受賞した橋幸夫の“霧氷”から50年。
山頂は意外と風が弱くて寒さは感じないけれど、ガスで展望がないので大ブナまで戻ったほうがよさそうだ。
下る西尾根が眺められる。
大ブナまで戻ってきた。
ジャジャーン!
日頃の行いがいいから青空が広がりはじめたじゃないか~♪
この辺りでは最大と考えられるブナで幹周4mはありそうな巨樹である。
霧氷と思わぬ晴れ間に大喜びで、写真を撮るのに忙しくなってくる。
寒峰平からは剣山方面の展望がある。
矢筈山はガスに隠れていて、日が射しているのはサガリハゲ山。
西寒峰北面をトラバースして西尾根に乗り、熱心そうな姿は読図のお勉強。
霧氷はなくなり高度を下げると雪も消えてゆく。
やがて古い共同アンテナが現れて、転がりそうな(いや転がった)急斜面を下ると林道小島線で、正面にはマドの天狗が大きく眺められる。
林道歩きで南西尾根までのルートを目で追ってみる。
おっと行動食の干し柿を忘れていた。
無事に出発地点まで戻ってきた。
KさんからGPSの軌跡が送られてきました。
天候:曇り時々薄日
佐野8:50・・・9:25林道・・・9:50西寒峰南西尾根1125m・・・10:10南西尾根1286m・・・11:10西寒峰・・・11:20鞍部1455m・・・11:35大ブナ・・・12:00寒峰12:05・・・12:20大ブナ12:45・・・13:00鞍部1455m・・・13:15西寒峰西尾根1485m・・・13:35西尾根1339m・・・14:05西尾根1156m・・・14:25林道小島線・・・15:15佐野
by nakatuminesan | 2016-12-11 18:49 | 山行報告(中級) | Comments(0)