ゴーキョ・ピーク(5360m)NO.3   

2015年 04月 20日

4月9日(木) 天候:晴れ
ゴーキョ7:40・・・10:15パンガ・・・11:15マッツェルモ12:15・・・14:10ラパルマ・・・14:45ドーレ(ドーレリゾート)
7時ごろ再アタックに出る少年と父親の姿が見えた。
昨日よりも遅いペースで登っているのが分かり、無事に登頂してほしいと心から願った。

我々は下山を開始する。
ルクラまでの道のりをシェルパたちは8時間で下ってしまうけれど、一般的にトレッカーは3日半かけるようである。
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冷え込みで雪は締まり沈みはまったくない。
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槍ヶ岳と北鎌尾根上部に似ている気がしないでもない。
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いい天気が今日も続きそうだし、タムセルクとカンテガは常に正面に眺められる。
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ここはゴーキョ・ピーク見納めの場所になる。
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パンガを通過するとゴーキョに向かうヤクの群れが登ってくる。
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マッツェルモでの昼食はボイルドポテトとエッグスープ。
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この景色を忘れることはないだろう。
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振り返りながら高度を下げてゆく。
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午後になると雲が湧きはじめるが、天候は安定しているので雨や雪になることはない。
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建築中のロッジに資材を運んでいるが、背中の重量は100キロぐらいありそうだ。
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今日は下り主体とはいえ14キロぐらい歩いてドーレに到着。
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ダワは携帯でラクパと連絡を取り合っていて、Y子さんとA子さんはラクパと2泊3日でポカラへ観光に出かけているらしい。
フェワ湖でボートに乗っている3人の画像がダワのiPhoneに送られてきた。


4月10日(金) 天候:晴れ
ドーレ7:35・・・9:30ポルツェ・テンガ10:10・・・11:05モン・ラ12:10・・・13:15サナサ・・・15:10ナムチェ・バザール(ザンバラホーム)
今日はナムチェ・バザールだ!
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標高4000m近くまで下ると樹林が増えてきて、ダケカンバのような樹木が目立つようになる。
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チョー・オユーが見納めの場所までくればポルツェ・テンガが近く、ロッジの庭でのティータイムはホットレモン。
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モン・ラへはヒマラヤ襞のついたタウチェを眺めながら登り返そう。
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モン・ラはタムセルクやアマダブラムの展望台。
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サナサが近くなるとアイリスが咲いている。
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ナムチェ・バザールまでは水平道が続いている。
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エベレストビューホテルとの分岐まで戻ればナムチェ・バザールの村が見下ろせる。
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大きなマニ石のところには16年前に登ったイムジャツェのときのコックのハクパの家がある。
登山の帰りに泊めてくれた懐かしくて思い出の場所であり、8年前に再会して以来なので様子を知りたいと思って寄ってみた。
ところが1年ほど前に亡くなったと知らされた。
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今夜は久しぶりにチキンカレーを注文したところ、スパイス類の味が絶妙に効いて美味だった。
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4月11日(土) 天候:晴れ
ナムチェ・バザール7:40・・・9:00吊橋・・・9:55ジョルサレ10:15・・・10:35モンジョ・・・11:40ベンカー(ホテル・ウオーターホール)12:55・・・14:15パクディン・・・15:10ガート(ラマロッジ)
このコンデリの姿も今朝しか見られない。
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エベレストも吊橋の上からの眺めが最後になる。
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だいぶ食欲が戻ったので元気になって良かったね。
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カモシカ
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シャクナゲの花が増えてきて見ごろになっている。
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ゆっくりベンカーで食事を済ませ、あとは写真を撮りながらのんびり歩き。
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お経が書かれているマニ石は左側を通過する。
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ガートのロッジに着くとポーターのラトナとネスナルが退屈そうに座り込んでいる。
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ビールのあとでネパリウイスキー(焼酎)を追加したところ、湯割りで飲むとけっこういける味だった。
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ネパールで有名な日本人をダワに聞いたところ、すぐさま返ってきた返事は田部井淳子だった。
登山学校に入って初めて教えられた日本人だったらしい。
次に三浦雄一郎も知られているらしい。

じゃ山野井泰史はどうだと質問すると、予想に反して知らないとの答えには驚かされた。
日本では知られた存在ではあるが、エベレストと無縁の登山家は知名度が低いということなのだろう。


4月12日(日) 天候:晴れのち曇り一時雨
ガート7:30・・・10:30ルクラ(シャングリラロッジ)
トレッキング中は朝食の前にバッグを部屋の外に置いておくことになっている。
ポーターは我々が食事中に荷造りをするからだ。
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今朝はピラミッド型をしたヌプラが青空に突き刺さるようだ。
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犬はいたるところで寝転んでいるが、猫は見かけることが少なく3匹目。
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色鮮やかなシャクナゲが多くなり、サクラソウも増えてくるとルクラは近い。
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ダラダラと続く最後の登りを終えるとルクラの村に着く。
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ジュースで乾杯。
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午後3時ごろには雨になり、今回は雨具を着けることなくラッキーな毎日だったといえよう。
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ダワに頼んでおいたチベッタン・ティーが出る。
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丸くて長い筒に茶、塩、バター、小麦粉を入れて作るのだが、最近ではミキサーでかき混ぜてしまうとか。
今でも山奥では筒が用いられている。
参考までに・・・2008年秋のマナスル(山麓の村サマゴンにて)
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日本人経営の店があると聞いたので、雨が止んでから村を歩いてみる。
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さすが日本の女性が営んでいるとあり、店内は品揃えと整理がなされている。
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シャクナゲの花で作ったお茶(250ルピー)を買う。
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たいてのロッジではバッテリーチャージは可能だが有料だ。
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初めてのヒマラヤだった16年前と比べると、ロッジの食事は3~4倍に値上がりしている。
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またルクラとゴーキョを比較してみると、ゴーキョはルクラの約1.5倍だと分かった。
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2人のポーターにチップを渡し分かれた。

今日の昼ごろは強風により欠航になっていて、乗れなかったトレッカーが明日のフライトを待つという。
いよいよ明日はカトマンズに戻る日だが、天候の変わり目にきていそうで心配だ。


4月13日(月) 天候:雨のち曇り
ルクラ12:15⇒⇒13:00カトマンズ(インターナショナル・ゲストハウス)
夜中から雨が降り続き標高の高い所では雪になっている。
友人からダワに送られてきた画像では、標高4240mのペリチェでは積雪30センチになっていて、カラパタールを目指すトレッカーは停滞するそうだ。
またマッツェルモ4470mではゴーキョ・ピークを諦めたトレッカーが下山しているらしい。

キパはラクパと組んで20日から日本人3人とメラピークへ行くことになっている。
彼の足で1日半かかるというグデルの家に帰ったが、一週間後にはルクラへ戻ってくることになっている。

ルクラへは6社が乗り入れていて、今朝は1番便がカトマンズから次々と飛んでくる。
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我々が予約している2番便を待っていると、山の雲が次第に下がっているのが気にかかる。
ついに11時ごろになり欠航が伝えられる。

マナスルからの帰りだった2008年10月8日、ルクラ空港手前でカトマンズ発の小型機が墜落し、トレッカー14名とシェルパ4名が死亡したという事故が起きている。
この後も事故は続いたこともあり、ルクラはパイロットが最も嫌う空港として知られている。

明日も飛ぶという保障はなく、ネパール的解決方法でカトマンズに戻ることにする。
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IGHの部屋に荷物を放り出し風呂に入った。
久しぶりにA子さんとY子さんに会い、元気そうな表情に安心した。
皆での行き先は桃太郎だ・・・バッテリー切れで画像はこれのみ。
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4月14日(火):カトマンズ滞在(インターナショナル・ゲストハウス)
昔からインターナショナル・ゲストを常宿としていて、部屋は中庭を見下ろせる406号室だ。
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この庭での朝食が気に入っていて、日本人の少ないことも理由の一つでもある。
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ブーゲンビリアの花が増えたように感じる。
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今日はダワの案内でカトマンズを半日観光し、午後は各自で買い物の予定になっている。
チャーター車(4500ルピー)はインド製で乗り心地はよい。
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町の西に緑に包まれた丘があり、その頂きにストゥーパ(仏塔)が立つスワヤンブナート(入場料200ルピー)へ向かう。
いたるところにタルチョーが張り巡らされていて、ネパールにとり今日14日は新年に当たることから多くの人がお参りにきている。
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1歳半の男児がいるダワには申し訳ないが、明日の午後からは親子水入らずで過ごす時間があるだろう。

ストゥーパに描かれたブッダの智恵の目。
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チベット仏教のゴンパ(僧院)やヒンドゥー教の像などがあり、宗教色の濃い場所であると感じた。
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次なるボダナート(入場料250ルピー)にはネパール最大のストゥーパがあり、古くからチベット仏教徒の主要な巡礼地である。
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ストゥーパを中心に直径150mほどの円形をした道になっていて、土産物店やレストランが立ち並んでいる。
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自宅に張ったタルチョーが切れているので買った。
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A子さんはチベット仏教のお経(オンマニペメフム)のCDと衣装を買っていた。
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ヒマラヤの展望台で知られるナガルコットや古都バクタブルやパタンに足を運んだことはあるが、スワヤンブナートとボダナートは初めてだった。
しかし人混みあふれる観光は性に合わないと思った。

昼食はヒマラヤ蕎麦処で“そばセット”だ。
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2年前は1000ルピーだったが1200ルピーになっている。
とはいえカトマンズでのお勧めメニューであり、そばはお替りができるしデザートのそば羊かんもなかなかの味。
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昼間からビールを飲むという贅沢を味わえるのは、カトマンズだからであり徳島では御法度だ。
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IGHに戻ってから買い物に出る。
ショール
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紅茶に岩塩
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今朝頼んだ刺繍入りTシャツ
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夜はダワとラクパが韓国焼き肉をご馳走してくれる。
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店はシェルパが経営するゲストハウス「ヴィラ・エベレスト」内にあり、5年前に泊まったノルブ・リンカの近くだった。
ダワは24日からムスタンへのトレッキングが決まっているが、我々はといえばついに明日は帰国になってしまった。 



4月15日(水):カトマンズ〔TG320〕14:40⇒⇒19:00バンコク〔TG622〕23:30⇒⇒
ダワたちが9時に迎えにきてくれ、記念にトレッキング許可証とDVDをもらう。
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首にカタ(ハワイのレイのようなもの)をかけてくれる。
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車に乗り込むと新年だからか道は混雑なく、もっといたいカトマンズなのに20分で空港に着いてしまう。
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1時間余り遅れたTG320便。
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4月16日(木):⇒⇒6:45関空8:30⇒⇒11:15徳島駅
5時54分屋久島上空
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みなさま長期のトレッキングお疲れさまでした。
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さて次のネパール行きはいつの日になるだろうか。

by nakatuminesan | 2015-04-20 16:31 | ヒマラヤ | Comments(2)

Commented by ロッキー at 2015-04-21 19:56 x
トムくん ナマステ!
全員、無事帰国何よりだね。
今年は、雪が深かったようだね。
身も心も一度はボロボロになるけど、また行きたくなるのがヒマラヤだと
おいらの主人がビールを飲みながらよく語っているよ。
今回のブログを観るとそのことがよくわかるなあ。
トムくん、ゴリラおやじさんにお疲れさま!と伝えてよ。



Commented by nakatuminesan at 2015-04-21 20:48
ロッキーくんナマステ、ブログを観てくれてありがとう。
予想外の雪でレンジョ・パスは断念したみたいだけれど、
雪景色のゴーキョ・ピークを踏めたことで満足しているよ。

今回は少し疲れたみたいだけれど、明日から山に行くらしいから心配ないみたい。
一度だけでなく何度も行きたくなるのがヒマラヤだと、いつもゴリラおやじが話しているよ。

おいらはヒマラヤには行けないけれど、オヤジはまた行くんじゃないのかな。
それにしてもオヤジはビールの飲みすぎみたいだな!

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