山の隆起   

2014年 10月 10日

日本にある主な山岳1003のうち48座が1m高く39座が1m低くなった。
国土地理院が今年の4月1日に発表したものである。

徳島が誇る三嶺が1894mになったことは記憶に新しい。
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最も話題になったのは南アルプスの間ノ岳であろう。
1m高くなったことで従来の4位から奥穂高岳3190mと並ぶ3位になったからである。
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日本の山岳は非常に若いといわれており、かなりの速度で隆起を続けているそうだ。
火山を除くと高い山ほど隆起が速いらしく、最も大きいのは年間4ミリといわれる南アルプスとされている。
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もしもの話であるけれど、このペースで隆起が続いたならば百万年後には4000mも高くなる。
面白いと思うが実際はそうはゆかず、浸食を考えると計算どうりに高くはならないらしい。
ある本によると日本列島の山地全体では、年間平均隆起量は1~2ミリらしい。

9月は南アルプスや北アルプスを縦走したばかりなのに、大沢岳と赤石岳そして荒川中岳が高くなっていたことに気がついたのは今日である。
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そして3週間前の越中沢岳もそうである。
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by nakatuminesan | 2014-10-10 17:23 | 山のあれこれ | Comments(0)

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