2012.3.7~9 御嶽山
2012年 03月 10日
最も気になっていたのは雪の状態でした。
5日は長野県でも大雨となり、この季節には珍しく3000mを超える山頂ですら雨になりました。
そして雨のあとは必ずアイスバーンなるからです。
八合目からはアイゼンによる登行が気持ちよいクラストした雪となり、九合目から上は所々でアイスバーンが現れました。
下りが心配されるアイスバーンですが、日差しのある天気だったので、予想のとうり下山時には表面が緩んでいました。
山頂の気温はマイナス5度ぐらいで、風も弱くて寒さは感じませんでした。
すこし霞がかかっていましたが、乗鞍岳の右には穂高連峰が見えたので全員感激の登頂となりました。
3月7日(水)天候:曇り
御岳スキー場に到着すると、ゲレンデの向こうに御嶽山の山頂が見える。
3月8日(木)天候:晴れ時々曇り
ロッジやま6:15・・・8:00田の原(2190m)・・・8:35七合目・・・9:20八合目(2470m)9:35・・・11:00九合目・・・11:35王滝頂上(2936m)12:00・・・12:30剣ヶ峰(3067m)12:45・・・13:00王滝頂上13:15・・・14:10八合目14:30・・・15:30田の原・・・16:45ロッジやま(泊)
朝焼けの御嶽山。
ゴンドラは運休中のうえ登山者はリフトに乗れないとあり、スノーシューでゲレンデを登る。
田の原から仰ぎ見る山頂。
七合目から少し登れば雪の斜面が広がる。
右が2256mの三笠山 後方は中央アルプスの山並み。
八合目にスノーシューとストックをデポする。
ここから上はアイゼンとピッケルだ。
50m登ると避難小屋があるが、雪が詰まって使用できない。
雪の堅い斜面を避けて尾根を登る。
標高2600m付近まで登ると驚きました。
なんと出合う機会の少ない純白の雷鳥が出迎えてくれるのだから。
九合目まで登ると王滝頂上山荘が大きく見える。
アイスバーンの箇所がある王滝頂上直下の登り。
御岳神社がある王滝頂上 左奥が剣ヶ峰
活火山だけに近くで噴煙を上げている。
ここから山頂まではアイスバーンが続く。
乗鞍岳と穂高連峰の展望が広がる山頂。
全員登頂ヤッター!
王滝頂上まで下ると名古屋からの自衛隊5名が到着していた。
彼らは山岳救助の訓練が目的で、山スキーの練習も兼ねているのか、八合目にスキーをデポしていた。
御岳神社で自衛隊のみなさんと。
王滝頂上からは慎重に下りますが、雪の肌は春を感じさせます。
八合目近くまで下れば雪は緩み、シリセードをする余裕も。
八合目からは滑るのに忙しい?
今日は標高差1400mと歩行距離18キロをやっつけ、豪華な夕食と全員登頂に盛り上がりました。
ロッジやまのオーナーは、オフは里で野菜を作って暮らすそうです。
熊汁は初めてです。
3月9日(金)天候:雨
雪で明けましたが標高を下げると雨になり、木曽路(寝覚め床・妻籠・馬籠)を観光して帰りました。
by nakatuminesan | 2012-03-10 11:17 | 山行報告(雪山) | Comments(0)