雪崩   

2010年 02月 12日

ここ数日の温度変化の大きさには驚きます。
国内の積雪をみても例年とすこし違うような気がします。
記録的な新潟や雪が減ってしまった四国の山など。
世界をみても米国ワシントンでは過去最高記録の積雪70センチとか。
バンクーバーは気温が高くオリンピック用の雪を運搬したとか。
8日起きたアフガニスタン・サラン峠の犠牲者160名あまりの雪崩事故を知りました。

雪崩には種類があり、特に広範囲で一斉に発生する面発生表層雪崩は危険度が高い。
大規模な煙型乾雪表層雪崩のことを特に泡雪崩といい、富山県の黒部地方などではホウと呼ばれ恐れられている。

1918年1月9日、新潟県南魚沼郡三俣村(現在の湯沢町)で泡雪崩が発生し、集落が襲われ158名の死者を出した。
記録に残っている日本で最悪の雪崩被害である。

また1938年12月27日、富山県下新川郡宇奈月町(現在の黒部市)の黒部峡谷(志合谷)で泡雪崩が発生し、黒部川第三発電所建設にともなうトンネル工事現場の宿舎が600m以上吹き飛ばされ、84名の死者を出したことは登山者の間ではよく知られている。

最近では1995年11月10日、ヒマラヤのゴーキョをトレッキング中、日本人23名とシェルパ多数が雪崩に巻き込まれて死亡している。

30度を超える斜面は雪崩れる恐れがあり、40度以上は特に要注意。
立ち入る場合は雪質を判断する必要がある。
雪崩の予知は難しいから躊躇したときは立ち入らないこと。
急な谷筋には入らず尾根が安全。

雪崩_c0219866_1115072.jpg

by nakatuminesan | 2010-02-12 11:11 | 山のあれこれ | Comments(0)

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