アイゼン
2010年 01月 23日
英語ではクランポンcrampons。
正しくはシュタイクアイゼンSteigeisenだが、もっぱら略称のアイゼンが一般化した。
雪渓用の4本爪からアイスクライミング用の14本爪まである。
爪の数が多くなるにつれグリップ力は強くなる。
本格的な雪山では靴の裏全体をカバーする8本爪以上が必要となる。
大学1年のときは8本爪、アイゼンバンドは1本締めだった。
3年には10本爪を買って、2本締めアイゼンバンドにした。
タニのアイゼンだった。
その後12本爪型が登場した。
プレス型アイゼンが一般化する1975年(昭和50年)頃まで主流だったアイゼンである。
「タニアイゼン12本爪」
ジョイントネジで長さを調整でき、770グラムと軽量である。
今のようにアンチスノープレートなどなかった。
クワガタに似た格好が好きだった。
若いときの冬山単独行はすべてタニのアイゼンで歩いたものだった。
下は15年ほど前に買った「カジタックスLXF12」
1050グラムと少々重いがとにかく頑丈。
もちろんワンタッチタイプ。
ワンタッチアイゼンはつま先と踵に切れ込みがあり、靴底が全然反らない重登山靴対応。
ワンタッチアイゼンの装着は手袋をしていても30秒でOK。
日本の冬山で使っている。
岩場での使用が多いと爪先が丸くなり、アイスバーンでも効きが悪くなるので、昨年末ヤスリで爪を磨いだ。
チタン合金アイゼン「チタネスク」
歳をとると少しでも装備を軽くして楽をしようとする。
重量680グラム、価格は50000円。
酸素の少ないヒマラヤ用。
爪の形状はカジタックスLXF12とよく似ている。
前部のワッカは特別注文のワンタッチタイプ。
軽いアイスクライミングにも対応する。
これを使える高い高い山に行きたいものです。
by nakatuminesan | 2010-01-23 15:00 | 山のあれこれ | Comments(4)
しかし50000円とは高価ですなぁ。・・・何回使用しましたか?
わたしのささやか目標、
「この冬、スノーシューを10回は使いたい」です。
(ささやかではない?)よろしくお願いします。
スノーシューおばさん、一冬10回とは意欲的!
どんどん行きましょう!!
そのチャンスを狙ってスノーシューハイキングに行きませんか。